日本推理作家協会賞受賞作全集 78 (双葉文庫 ふ 6-4)
日本推理作家協会賞受賞作全集 78 (双葉文庫 ふ 6-4) / 感想・レビュー
ken_sakura
手間が掛かっていて良い感じ(^_^)物語の立ち上がりが遅いかもだけど。1936年ヒットラーとスターリンの時代、パリが舞台。主人公は千代延義正21歳。フォーミュラレースを観戦した縁で、レーサーを志す。父千代延宗平は子爵、フランス駐在武官。戦争の予感漂うパリで諜報戦の渦中にある。父子の二つ糸で編まれて一つの物語。当時のファシズムとプロレタリア、資本主義と共産主義の気分もそれぞれに腑に落ちる感じがとても良い。同時期を描いた「旅愁」を読んで間もないことに、ホクホクと得をした気分になりながら下巻へ\( ˆoˆ )/
2017/07/21
ふぃえ
日本推理作家協会賞受賞作。上巻だけでも757頁という、大作です。昭和初期フランスパリで、帝国陸軍フランス駐在武官の息子の千代延義正は、カーレーサーになろうと思い立ち、純粋にただ車を操りたいだけなのに、ロシア、ドイツなどとの諜報戦に巻き込まれてしまいます。推理小説というより、青春小説の趣があります。続けて下巻へまいります。
2024/09/04
CHARA
レースを中心に国際派サスペンスも盛り込む。あの長さに関わらずガンガン読めて苦にならないのはすごい。時代の描写にしろ、人物造形にしろよくぞ日本人でここまでできたものだ
mnagami
大作というのは理解できるが本当に面白いのか?下巻に期待
2016/12/22
kanamori
☆☆☆★
2011/10/20
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