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日本推理作家協会賞受賞作全集 (81) (双葉文庫 や 24-1)

日本推理作家協会賞受賞作全集 (81) (双葉文庫 や 24-1)

日本推理作家協会賞受賞作全集 (81) (双葉文庫 や 24-1)

作家
山口雅也
出版社
双葉社
発売日
2009-06-11
ISBN
9784575658804
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日本推理作家協会賞受賞作全集 (81) (双葉文庫 や 24-1) / 感想・レビュー

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つくよみ

★★★☆ 戦前の外国人がイメージする日本。のような、ものすごくヘンな日本を舞台に、妙に日本かぶれしているアメリカ人私立探偵「トウキョー・サム(東京茶夢)」が珍事件を解決?していくお話。ヘンなだけではなく、一応、ちゃんとミステリしているのも評価ポイント。本当に変差値が高すぎてなんとも評価に迷うが、オリジナリティの高さは特筆モノ。一度読んでみて、話のネタにすると言う手もありんす。

2013/05/16

ぽん

時代や歴史がまぜごちゃになったニッポンで起こった殺人事件を名探偵茶夢が鮮やかに解決していく推理小説。ではあるけども。バカミス系?なんて思ったり思わなかったり。第二話はうむむ?それが真相かあ、となりましたが、笑えて楽しく読めました。

2012/04/28

はまちゃん

山口雅也氏の連作短編集。日本で起きた殺人事件を日本好きの外国人の目から見たミステリー集である。日本の古来からの文化である恥や侘びや寂び、そして粋に基づいた事件は外国人の目からはどのように映るのか。日本文化を理解していないようで理解しており、理解しているようで理解できていないサムの言動、行動が微笑ましい。なかなか不思議な世界観を味わえた!

2016/07/18

OHta

『生ける屍の死』に続いて2冊目の山口雅也作品。今回も爆笑させてもらいました。推協賞受賞作ということでコミカルな設定ながらもガチガチの本格なのかな、と勝手に思いこんでいましたが非常に実験的。切腹に密室に見立て殺人に……ロジカルなものもあればなんでもアリ的なものもあって、だけどそもそも世界設定自体がなんでもアリな代物なので「なんじゃソレ!」となりはしても別段違和感は覚えないのです。こんなミステリもたまには良きかな良きかな。それにしてもエクボさんがイイ味出してる。続編アリとのこと。読んでみる価値はある。

2016/04/09

くろ

初山口雅也。舞台は日本なのに、異国情緒を感じさせられる。外国人の想像上にある、今は捨て去られたステレオタイプな"ニッポン"って、僕らにとってもむしろ遠い存在なんだなと思った。さて謎解きですが、山口雅也は短編が得意と聞いたことがありまして。日本推理作家協会賞も受賞しているわけだから品質も保証されている作品。比較的ひらめき勝負な印象を受けました。事件が起こるのが遅く、世界観や設定の説明に筆が多く割かれていたのも印象的。

2020/06/26

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