奪取(下)-推理作家協会賞全集(86) (双葉文庫)
奪取(下)-推理作家協会賞全集(86) (双葉文庫) / 感想・レビュー
アイゼナハ@灯れ松明の火
第一部・第二部は追い詰められ感があって正直重苦しい感じもなくはなかったのですが、いよいよの第三部、昔の仲間が集まり、これまで世話になったヤクザや悪徳銀行に一泡吹かせるために策を回らす展開でグッとハートを鷲掴まれました。相変わらず緻密で過酷な偽札製造の工程を描きつつ、ヤクザ相手の大芝居を繰り広げるミスマッチも虚仮の一念ということで許容しちゃう。三度目の正直では無事駆け抜けることができるのか!? 最後の最後まで気が抜けませんよ。
2012/09/12
ひーくん
印刷の過程をかなり詳細に描いている点は、想像がつかず読み進めるのに苦労したが、それ以外は非常に面白かった。犯罪小説であるけれども、ひとつのことに集中する様は清々しくもあった。最後の終わり方もなかなか洒落が効いてていいんじゃないかと思います。
2013/05/14
まさ☆( ^ω^ )♬
結末が気になって一気に読んでしまいました。想像してなかったエンディングに脱力。オチが軽いな〜。面白かったけど、満足度としては平均的でした。
2020/09/26
再び読書
センサーをだます事から、本格的な偽札作りに挑戦していく。製紙の勉強にもなる本です。
カープ坊や
約15年振りに 再読 さすがに時代感は、 致し方ないが、 ハラハラ感満載 ストーリー展開は 素晴らしい!
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