日本推理作家協会賞受賞作家 傑作短編集(11) 1日1話で読む6つの数奇な物語 (双葉文庫)
日本推理作家協会賞受賞作家 傑作短編集(11) 1日1話で読む6つの数奇な物語 (双葉文庫) / 感想・レビュー
ひさか
2021年6月双葉文庫刊。日本推理作家協会賞受賞作家傑作短編集シリーズ11作目。6つの短編を収録。加納さんの女子高生の落書き行為に秘められた謎、斎藤さんのサーブ96V4(表紙絵にある)のオーナー調査にまつわる人々の謎、笹沢さんの目撃者の誤認を突き止める刑事の執念、の3編が特に興味深く、面白かったです。解説の山前譲さんによると割切れない人間心理をベースとした事件をテーマにしたそうですが、相変わらずこのアンソロジーの収録方針は謎です。
2021/07/31
小梅さん。
さすがの粒ぞろい。 でも、加納さんの作品、短編といえば短編だけど、連作で底にある1つの事件がいくつも章を積み重ねて解決するタイプだから、これだけ読まされると完全に消化不良。選がよくないんじゃないかなぁ。 過去に売った自動車の行方を追う「君の住む街で」はすごく好き。 「空漠の記録」目撃者の記憶の曖昧さは目新しいネタではないけど、なんとも曰く言いがたい。 「時計のある広場」も、偶然に入った写真展で妻が写った写真を見たのがきっかけに始まる物語というのが面白い。こういうのはすごく好み。
2021/07/16
しま
加納さんの名前に引かれて、どういう本か知らずに購入。不思議な感触のお話が六編収録されています。
2021/06/20
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