ミステリな食卓 美味しい謎解きアンソロジー (双葉文庫 み 36-01)
ミステリな食卓 美味しい謎解きアンソロジー (双葉文庫 み 36-01) / 感想・レビュー
mae.dat
食べ物と小説の相性は良いですね。6話短篇アンソロジー。出版社の垣根を超えて既刊文庫から再収録しているのか。前半の3作は『ミステリーな食卓』名に相違無い感じがします。ですが、後半3作は美味しそうな物は出てきますが、謎その物との関連が必ずしも近く無い感じもしますね。日常ミステリー系は、犯人と犯行を当てるだけで無く、犯罪その物が何かをも突き止めなくてはいけない場合があるんですね。犯人・犯行・犯罪と書きましたが、それらは実際には罪に問われる物では無くても良くて、真相に意外性がある物なら何でも材料になるのですね。
2024/09/15
ゆみねこ
料理が登場するミステリー6編。既読のものがいくつかあったが楽しく読了。斎藤千輪さんは初読み。西村さんのは前にも感想に書いたが奥さまの言葉使いが古めかしくて少し違和感。
2023/12/27
ひさか
小説推理2016年2月号近藤史恵:苺のスープ近藤史恵、ランティエ18年11月号新津きよみ:雲の上の人、16年2月だいわ文庫菜の花食堂のささやかな事件簿碧野圭:はちみつはささやく、ジェイ・ノベル17年1月号西村健バスを待つ男、週刊小説97年太田忠司:ミステリなふたり、19年11月ハルキ文庫トラットリア代官山斎藤千輪:京都の加茂ナス、の5つの短編を2023年6月双葉文庫から刊行。近藤さん、新津さん、碧野さん、西村さんは既読。が、面白いものはやはり面白い。西村さん、斎藤さんは本編も読みたくなってきた。
2023/07/27
坂城 弥生
どのお話も美味しそうで謎解きはスッキリ。
2023/12/22
Karl Heintz Schneider
アンソロジーはデパ地下の試食に似ていると思う。おいしかったら、今度買えばいいし、口に合わなくても量が少ないから、その場限りで済む。アンソロジーのいいところは、ふだんなら自ら手に取らないような作家の文章をお試しで読めることだ。大沼紀子さんはアンソロジーで読んで好きになり「真夜中のパン屋さん」シリーズは読破した。今回、碧野さんと近藤さんの話は他の本で読んでいたけれど、むしろ、久しぶりに読めて、その時の事を思い出せた。唯一の初読み、西村健さん「バスを待つ男」面白かった。他の著作も今度読んでみよう。
2023/11/07
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