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春霞ノ乱-居眠り磐音江戸双紙(40) (双葉文庫)

春霞ノ乱-居眠り磐音江戸双紙(40) (双葉文庫)

春霞ノ乱-居眠り磐音江戸双紙(40) (双葉文庫)

作家
佐伯泰英
出版社
双葉社
発売日
2012-10-11
ISBN
9784575665833
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春霞ノ乱-居眠り磐音江戸双紙(40) (双葉文庫) / 感想・レビュー

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ガクガク

しばらく話に出てこなかった豊後関前藩の騒動の巻。国元から物産取引の不正を暴くため密かに上京したものの、いきなり誘拐された磐音の父・国家老正睦の救出劇が描かれる。浮かび上がる容疑者のうち手練れの暗殺者は一体誰なのか? ミステリー仕立てで話は展開するが、それほど複雑な犯人探しではなくごく順当な結末に。正睦の救出劇はもう少し盛り上げてほしかった。磐音の母照埜も上京し孫たちとご対面するのは読者サービスかな? 無事に父を救出した後も「これが始まり」と言うあたり、江戸家老鑓兼の陰謀糾弾の話に繋がっていくのだろう。

2014/11/29

文庫フリーク@灯れ松明の火

天明三年。磐音・おこん夫妻に長男・空也の妹となる睦月誕生。おこんの父、金兵衛の喜びもさることながら、密かに江戸へ到着した磐音の両親・正睦と照埜の初めてまみえる孫への耽溺ぶりが、何気ない言動に現れ和ませる。泉下の佐々木玲圓・おえん夫妻にもこの喜びを味わって欲しかった(涙)豊後関前藩取り潰し、藩主・福坂実高の切腹に繋がりかねない藩御用船を利用した不正・阿片の問題はひとまず解決。しかし田沼意次に繋がる江戸家老・鑓兼参右衛門は未だ健在、推挙した藩主正室お代の方様の変貌も気にかかる。十代将軍家治の没年は天明六年→続

2012/10/28

藤枝梅安

天明三年1月、磐音とおこんに第二子誕生。女の子は「睦月」と名付けられた。筆者は言及していないが、磐音の父・正睦から一字を取ったのだろう。この巻では、その正睦が密かに江戸に入り、事件に巻き込まれる。さすがの磐音も実父に降りかかった災難に冷静さを失いかけるが、小田平助、速水左近など、頼もしい先輩・朋輩の助けで着実に事件の本質に迫っていく。利二郎と霧子の二人は身分の違いをどう埋めていくのかも、読者としては気がかりだが、筆者は二人の仲の進展も織り込んでくれている。まだまだ続きそうなシリーズである。

2012/10/20

むらKみ

半年ぶりに磐音読みました。懐かしい顔ぶれと新展開に楽しませていただきました。主人公が聡明で正義感があり自分の持つ力を私利私欲には絶対使わない。私がハマる典型的なパターンです。磐音シリーズは1年前から読み始めましたが、小説で40巻読破した経験はさすがにありませんでした。自己満足に浸ってます。41巻早く読みたいですね。

2013/01/30

はつばあば

佐伯氏にモノ申す。女は質素倹約をしていても富に目覚めると悪に染まりしやと。そりゃねぇ私共も年金暮らしではゆとりあるとは申せませんが・・藩主奥方が、借金を取り除き余剰金を出すまでにした坂崎家なのに、田沼の血縁を江戸家老にするなんて浅知恵も甚だしい。ましてやアヘンに手てを出すなんて。豊後関前の磐音の両親が密かに江戸に。豊後関前の両親にとって初孫ではないけれど大事な長男磐音の子に出会い、感慨深いものがあっただろうと思うと、よくぞ江戸に来られたと私も今津屋さんと同じく喜んでお迎えしたい

2022/03/17

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