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本能寺六夜物語 (双葉文庫)

本能寺六夜物語 (双葉文庫)

本能寺六夜物語 (双葉文庫)

作家
岡田秀文
出版社
双葉社
発売日
2013-09-12
ISBN
9784575666304
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本能寺六夜物語 (双葉文庫) / 感想・レビュー

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麦ちゃんの下僕

「麒麟がくる」最終回に合わせて読了。本能寺の変に様々な形で関わった6人が、事変から30年余り後にある寺に集められて、毎夜1人ずつ昔語りをする…という物語。本能寺の変に直接関わる話は第一夜と第六夜のみで、第二夜は穴山梅雪の死の真相・第三夜は小沢六郎三郎の最期・第四夜はある宣教師の“奇行”・第五夜は安土城の女中の森蘭丸への“想い”が描かれています。この第五夜はかなりおぞましい話ですので、ご注意を(笑) やはりメインとなる第一夜&第六夜が良いですね!第一夜で示される“真相”も、それを覆す第六夜も興味津々でした!

2021/02/07

ちょろこ

終始ワクワクの一冊。麒麟がくるロスに陥っていたせいか、興味深く面白く読めた。あの本能寺の変に関わった六人がその裏で起きていたことを六夜に渡って語り合う物語。語られていく思いもよらぬ、あの日あの前後に起きた数々のエピソード…もしかして?これが真実だったら?と、終始ワクワクさせられっぱなしの至福の時間を味わえた。誰にも認められなく死んでいく人…歴史の裏側にはそういう人が幾人もいたのかと思うと感慨深いな。タイムトラベルで本能寺の変やその他諸々を確認したくなる。それにしてもあの五夜の尼さんには絶句。ゲロゲロ。

2021/02/12

ケイト

大河ドラマ『麒麟がくる』が終わって、総集編も見てあ〜終わってしまった…と思った矢先、誌友さんのレビューを見て手にとった。初めて読む作家さん。『本能寺の変』から30年、あの日深く関わりを持った6人の話。信長は偉業を成し遂げた人だったけど、時に狂気と残忍な一面を持つ。最後には自分を神として崇められる事を熱望した。興味深い話もあったし、予想もつかない話もあった。謎の多い『本能寺の変』きっと解き明かされる事はないだろう。尼僧の話は妄想炸裂…グェー気持ち悪い…これは頂けない。

2021/02/26

真理そら

光秀は苦労の末信長に仕えて重用されていたのに何故?という疑問を持つ人は多いだろう。その何故が様々な立場の6人の口から語られるという形式の面白い発想の作品。『近くで見ていた女』の森蘭丸に対するストーカーのような行動が怖い。貫禄の付いた前田利家を見て美少年のなれの果てを感じ、蘭丸様にはああなってほしくないと思う心理もなんとなく分かる気がするけど、でもねぇ…

2020/05/10

はつばあば

小説家とはすごい発想をするものだ。「最後の姿」を読み終えたところで受診に呼ばれ・・「先生、織田信長って死体はあったのかしらねぇ」等と話込んでしまった。歴史を替えることは簡単だ。「これが本当だ」と幼少の頃より刷り込ませればいいのだから。でも・・本当はどうなんだろう。これだけ宇宙に行く時代なのだからタイムスリップの機械を作ってもらって「本当」の過去を知りたい気がする。信長と秀吉が海外に目覚め、家康が鎖国を。キリシタンに何をみたのか。天海さんは本当にあの方なのか・・隠された秘密は、「敵は本能寺にあり・・」

2015/01/30

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