踊る大政界 (双葉文庫 い 17-12 ひさいち文庫)
踊る大政界 (双葉文庫 い 17-12 ひさいち文庫) / 感想・レビュー
kochi
いしいひさいちが、今回渾身の気力(笑)を込めて描くのは、政界再編の渦中にある某国の政治家たちの戯画。どことなく現実の政治家に似ており、バイト君ぐらいしか出てこないいつもの漫画に比して、作者の苦労がしのばれる。ご本人には悪いが、金丸、宮沢、橋本、なんかは、全くよく似ている。一番登場する小沢は似ていないか。しかし、小泉口先厚生大臣とは、まさに、10年先の時代を予言していたのか・・・巻末開設で関川夏央が、著者を天才と持ち上げているが、本当かも。巻末の政党変遷図は、2002年ぐらいまでだけど、なかなか興味深い。
2019/10/05
感想・レビューをもっと見る