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本棚探偵の冒険 (双葉文庫 き 15-1)

本棚探偵の冒険 (双葉文庫 き 15-1)

本棚探偵の冒険 (双葉文庫 き 15-1)

作家
喜国雅彦
出版社
双葉社
発売日
2005-01-01
ISBN
9784575712902
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本棚探偵の冒険 (双葉文庫 き 15-1) / 感想・レビュー

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KAZOO

この方の古本マニアぶりは読んでいて本当にすごいですね。私は古本屋では絶版になっていて、ほしい経済書中心なのですが、世の中にはこのような方がたくさんいられることを知りました。本棚の写真などを見ると確かにすごいと言わざるをえない様な感じです。豆本についても書いてありましたがこれは私も比較的興味があります。これもマニアの方がいるようです。本の好きな方には毒ですね。

2016/01/16

Tetchy

喜国氏の古本収集狂想曲という副題もつきそうな本書は世に蔓延る古書収集家のHPやブログにありがちな、○冊買ったとか、古本市で~~をゲットしたとか、紙一重の差で獲られたとか、いわゆる古本マニアの買い物披露会、蔵書展覧会的内容になっておらず、古本や本自体を通じて様々な試みをしているのが面白い。本好きの本好きによる本を好きになり過ぎておかしなことをしてしまった人々のお話ばかり。もう1人の自分を重ねるもよし、はたまた自分の好きな世界のさらに奥深さを知って、境界線を引くもよしと、読めば読むほど本の深さを知らされた。

2015/08/20

goro@80.7

読んだら危険。本は読む本だけ、読む本だけと念じて古本屋へ行きますが、古書に取りつかれたらいかんのです。決して読まない本を買っているわけではなく、読み切れないだけです!先日池波正太郎記念館で氏の書斎も展示されてましたが、机の後ろの本棚の本が気になってしまいました。沢山の事典や資料があり、欲しかったです。著者の喜国さんは函紛失本に自分で函まで作ってしまいます。この本の単行本は色々工夫がされているとの事、この間谷根千で見つけたのになぁ~スルーしちゃったよ~(>_<)

2016/05/16

へくとぱすかる

「生還」読破記念に、「冒険」を再読。次は当然「回想」ということになる。表紙の色使いが「生還」と似ているので、鑑定の際には注意(笑)。「ポケミスマラソン」は体育会系のノリが最高。「鉄腕DASH」のようなチャレンジは著者も言うとおり、無条件に楽しいわけだ。それにしても「底無沼」の謎解きは? 何のためにこんなことを? という疑問は、きちんとした説明を聞くまでは消えない。書いていないということは……推理せよということかな。

2014/09/19

ユメ

江戸川乱歩邸の書庫を目の当たりにしたのをきっかけに古本収集の道にはまり、本棚探偵となった著者。人が何かにのめりこみ、熱く語る姿を見て見るのはよいものだ。ましてやその対象が本とあらば。古書の欠けた函を自作したり(そのために更に本を買う)、一日でハヤカワ・ポケットミステリを何冊見つけられるかに挑戦したり、中身を読むという本来の目的とは大きくかけ離れたところに情熱を燃やす様は偏執的(相手がコレクターなので褒め言葉である)。著者をはじめとする古本マニアの方々の奇人変人ぶりに、ニヤニヤ笑いが止まらない読書となった。

2018/06/04

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