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夕凪の街桜の国 (双葉文庫 こ 18-1)

夕凪の街桜の国 (双葉文庫 こ 18-1)

夕凪の街桜の国 (双葉文庫 こ 18-1)

作家
こうの史代
出版社
双葉社
発売日
2008-04-10
ISBN
9784575713435
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夕凪の街桜の国 (双葉文庫 こ 18-1) / 感想・レビュー

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鱒子

広島の原爆から10年の「夕凪の街」、そしてその後の「桜の国」。時を隔てつながる2つの物語。淡々と、しかしあまりに重くて……感想を書くのがなんとも苦しい。それでもたくさんの人に読んでほしい漫画です。

2023/02/18

at-sushi@ナートゥをご存知か?

在庫がありません、ってAmazonが言うから、今日ははぢめての電子書籍記念日(//∇//)「セカスミ」(略すな)同様、戦争や原爆の歪さを体験した世代と、現代(と書いて「イマ」と読んでね)を生きる我々とが地続きであるという、ともすれば忘れがちな事実を、のほほん&叙情的なタッチで抉り出し突き付ける手腕が凄い。

2016/12/10

ちはや@灯れ松明の火

西へ傾く陽が街を淡い朱に染めて、風が静かにまどろむ頃。おだやかな時の流れをふと止めるように。立ち上がり歩き始めた、生き延びた人たち、身体に残されたあの日の傷痕が、心に刻み込まれたあの時の痕跡が、何度も、何度も、時の流れを巻き戻す。なくなった街、いなくなった人々、何故、どうして。ただ生きていただけなのに。いっしょに明日を見たいと思う手を見つけて、触れた、繋いでいたかった。幾度も、幾度も、繰り返すあの痛みが、消えない。ただ、生きていきたいと思っただけなのに。凪が終わる。風が動き出しても、あの刻は、消せない。

2011/08/06

ジョニーウォーカー

どんなに悲惨な戦争体験を聞かされるより、人の心に深く届く物語がある。1945年8月6日広島― 原爆で親兄弟を失い、自らも被爆者として生きる皆美の生涯を描いた表題作。被爆者と被爆2世に向けられる目に見えぬ差別を扱った「桜の国」。この2つの物語を、自分は、心から、世界の人々に伝えたい。べつに残酷な殺戮シーンがあるわけじゃない。戦勝国への恨みを綴っているわけでもない。ただ、皆美が残した最後の言葉を聞いてほしいのだ。「原爆を落とした人はわたしを見て“やった!またひとり殺せた”とちゃんと思うてくれとる?」

2010/01/14

pandakopanda

「夕凪の街」皆実の言葉の一つ一つに胸がきゅうと締め付けられた。「桜の国」終戦から数十年経って、平和になったように見えてもその爪痕を残していて・・・機会があれば、ぜひいろんな人に読んでほしいなと思う。

2015/02/06

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