チューくんとハイちゃん (双葉文庫 さ 17-1 名作シリーズ)
チューくんとハイちゃん (双葉文庫 さ 17-1 名作シリーズ) / 感想・レビュー
kochi
新婚らしいチューくんとハイちゃん(本当は注(そそぐ)君と高子さんらしいが)の夫婦や両親たち、御近所さんのだいたい半径500メートルくらいを描いた、ほのぼのギャグ漫画で、坂田靖子の特徴ある絵柄と相まって、非常に懐かしい雰囲気が漂う。40年も前の作品だが、現代は変わらないこともあるんだ、ということを感じたりもする。戦後の諸世相の距離は意外と近いかも。作者デビュー当時を描いたエッセイ風マンガも収録されており、デビュー直後から自由に書いて良いと言われていたらしい。それだけ、才能を認められていたという証だろう。
2019/12/15
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