ボーダー vol.1: 迷走王 (双葉文庫 た 33-1 名作シリーズ)
ボーダー vol.1: 迷走王 (双葉文庫 た 33-1 名作シリーズ) / 感想・レビュー
kokada_jnet
狩撫麻礼版「独身アパートどくだみ荘」。バブル時代へのいやがらせみたいな、カウンター・カルチャーを体現した男たちの悪戦苦闘物語。
2018/01/28
Dai(ダイ)
何十年ぶりかの再読。どくだみ荘に万歳ハイウェイを足して割ったようなテイスト。独身時代を思い出して懐かしい。
2019/11/07
oz
再読。蜂須賀を通して語られる狩撫麻礼の「思想」は十代の多感な時期には過激な「毒」に感じられた。その「毒」はどうやら今でも僕の中で回っているようだというのを再確認できた。読み手を読む以前と以後で別人にさせる危険な本。
2009/08/08
Nao Funasoko
狩撫麻礼の訃報を受け通算何度目かわからない再読。名作はいつまでも色褪せない。双葉文庫版へのLINKにはなっているが我が家の蔵書はアクションコミックス版(全巻初版)。
2018/01/20
Quijada
社会的常識を批判し正直な生き方をするマイノリティーのヒーロー。痛快さや情感はあるが全共闘世代の自主性を貫く美学的な貧乏臭いナルシシズムを垂れ流しにされているような気持ち悪さもある。世はバブルの中「むこう側」の軽薄な資本主義的価値観に流されることなく自分を貫き通す蜂須賀、東大浪人の田舎者木村、ハンサムで器用貧乏な久保田らボーダー達の風変わりな日常譚。金、女、なけなしのプライド。パンク、レゲエ。
2012/03/15
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