街角花だより (双葉文庫名作シリーズ)
街角花だより (双葉文庫名作シリーズ) / 感想・レビュー
yoshida
こうの史代氏の初期作品集。「街角花だより」(日和版)、「俺様!」、「願いのすべて」、「街角花だより」(明石版)の4編を収録。どの作品も暖かな作風で穏やかな読後感です。「願いのすべて」のノンのいじましさが好きです。表題作の花屋「花ひわ」の店長うららと、店員の凛のやり取りま楽しい。花言葉への知識が増えました。「さんさん録」でも花屋さんが登場するなど、こうの史代氏は花に対する造詣が深いのかなと感じた。安心してほっこり読める作品です。
2015/09/19
えちぜんや よーた
他のユーザーの方もすでにおっしゃっているが、確かにストーリー展開は強引w さすがに映画を観た後の物足りなさ感は否めないが、下から目線で生活していくことへのしたたかさは、「こうの先生ってやっぱりそういう方なんだな」という感じはする。次、読むことにしている原作版 #この世界の片隅に に期待を込めて、星★★★★☆ということで。
2016/12/12
白い駄洒落王
ホンワカとしてへんなキャラが大変よろしい。こうの史代の漫画は掛け合いが楽しいなぁ。
2014/07/09
tomi
デビュー作を含む初期の作品集。作者曰く「ヒッドイ漫画」だそうですが、ほのぼのとした楽しい作品揃いでした。かなり天然な花屋の店長と高飛車だけどどこか抜けてる凜さんとの掛け合いが楽しい。こうのさんは戦争ものしか読んだ事がなかったので新鮮に感じた。「願いのすべて」はノンちゃんの可愛らしさにやられた。
2013/09/05
有理数
花を愛する店長・うららと、失業をきっかけに店員になった凛の二人がおりなす、街角の花屋のささやかな日常。凛さんは堅物の出来るOLかと思いきや行動的で人情に溢れ、店長はいつも変わらず温かな眼差しで花と触れあっている。性格も佇まいも随分違うのに、どうしてこんなにも惹かれあうような、こんなにも魅力的な関係を紡げるのでしょう。でこぼこコンビだけれど、きっとお互いがお互いでぴったりと埋め合わせられるような、そんなでこぼこなのです。素敵な二人。物語の質感、絵の質感、花の香り、確かな幸せ。
2015/09/12
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