ボーダー 2 デラックス版 (アクションコミックス)
ボーダー 2 デラックス版 (アクションコミックス) / 感想・レビュー
モルテン
この漫画のキーワードである「あっち側」が登場。80年代特有の「軽さを喜ぶ風潮」を腐している蜂須賀だけど、一方でテレビ番組「ひょうきん族」を欠かさず観るなど、その姿勢は徹底していない。彼も気づかないうちに時代に影響されているのが分かる。定職に就かず、バイトもせず、まさに食うや食わずの生活をしている彼らだけど(木村は浪人生だが)、全く悲壮感がないのはそれもまたフリーターがもてはやされた時代だからだろうか。
2017/11/22
コリエル
30年前のフリーターや浪人どもの話なのに、不思議と面白いな。貧困やゴシップなど、今に通底する部分もあれば、オリーブ少女? とか何のことかわからないワードも出てくる。現代のおとぎ話のようだが、ただ、全体を貫くのは蜂須賀の抱く長いものに巻かれたくないという負け犬の矜持でそこは理解しやすい。
2018/03/14
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