ミュジコフィリア(5) (アクションコミックス)
ミュジコフィリア(5) (アクションコミックス) / 感想・レビュー
ぐうぐう
「頭で考えたことから離れて演奏をはじめると 本当のことが見えてくる ひらめいたことは細かに見ようとすると消えてしまう あるがままになれ」。朔の音楽に向ける姿勢は、自然体に、そしてシンプルに研ぎ澄まされていく。「そうやねん オレが描きたいんはすでに発見されたものではなく これからやってくる未来――」。それは、音楽だけの話ではないだろう。漫画にも、いや、人生そのものにも言えることだ。
2013/02/06
エル・トポ
やはり蓮太郎の存在がいい。台風オーケストラ、芸術祭で実現してくれる美術家さんはいないのだろうか?現実では台風時はインスタレーションを見ることは叶わないだろうけど、北アルプス国際芸術祭のような水の豊富な場所ならば、通常時の水の流れを利用して出来そうな気がする。ガムランを木製の楽器で行う「ガラン・ガンバン」、何年も前にバリ島に行った時に聴たかったんだけど日程的に無理だった。(メジャーなタイプのガムランは寺院で見た。良かった。)前巻で登場の「脳内から直接音楽を」は「?」だったけれど、これの伏線だったのね。
2023/05/21
小鈴
ついに完結。ストーリー的には父親との関係をもっと深く描いて欲しかった気もするが、ラストのシーンをみて無駄な説明は不要とも思ったり。この本はなにより現代音楽を、音ではなく絵から知る、楽しむことができる凄さを感じる作品。現代音楽を知るだけではなく、視覚的に訴え、まるで音が聞こえてくる。スゲェよ、さそうあきら。
2013/01/28
bluemint
全編通じて、馴染みの薄い現代音楽をテーマに、言葉で説明できない音楽を絵で表現したことに驚いた。作者の音楽シリーズ全てに言えることだが、本当に音楽を大事に考えていると思う。私の年齢もあるが、この最終巻は次世代との連続について特に考えさせられ、感動した。
2019/07/04
RuiRui
終わってもうた。。。現代音楽をこれだけ"絵"にできたのは才能だとオモタ。
2013/02/28
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