バリ島物語(1) 神秘の島の王国、その壮麗なる愛と死 (アクションコミックス)
バリ島物語(1) 神秘の島の王国、その壮麗なる愛と死 (アクションコミックス) / 感想・レビュー
ぐうぐう
さそうあきらがバリを描く。意外に思えたものの、読み進めていくと、実にしっくりと来る。ヴィキイ・バウムの『バリ島物語』のコミカライズなのだが、20世紀初頭のバリの王国に流れる独特な時間の感覚は、いかにもさそうの漫画と合う。そんなバリにも、オランダ軍や中国商船など、嵐の前触れとも言える異国の影が忍び寄る。しかし、文明との摩擦もまた、さそうの漫画の重要なモチーフであることに気付くと、再び膝を打つのだ。
2016/08/28
小鈴
このあたりの本屋では新刊であってもさそうあきらの本が置かれないので読メに感謝。作者は他のマンガでもガムランを出していたのでバリ島には造詣がありそうだったが、ドンピシャリなバリ島物語の漫画化。20世紀初頭のバリ島の雰囲気がたまらない。さて、末尾の初出情報を見ると、電子書籍ストアにて毎月最終金曜日配信とあり、1996年とあるんですが。。。これは2016年の間違えですよね!?20年前の作品!?謎。
2016/08/30
鈴木双葉(全日本目が死んでる団団長)
以前なんかで原作の書評を見て、読みたいなと思ったんだが、絶版らしく、中古でお高めの本しかなく。そしたらマンガ版がレンタルであったんで。う~ん、本だと一冊で済むしマンガだとイメージが限定されちゃうが、100年以上前の異国を視覚化してあるのはありがたい面も。本だと脳内に思い浮かべづらそう。しかしマンガでも音楽が…いっそ映画化しないかな。(←そういう問題か?)
2018/08/26
詩音
次の巻を読んでないので、まだなんとも。バリ島、行ってみたいなーと思って、買ってみたものの、バリ島の歴史を全く知らないことに気づいた。人間関係がいまいちつかめない(^_^ゞ
2018/03/05
ヨックモック
中島敦の短編にも出てくるが、南海の人々の価値感や社会性はのんびりしていて面白い。日本人も奥ゆかしくて物事を回りくどくコミュニケートし、相手の善意を期待するという文化を持っているが、この作品の社会はそれ以上だ。原作が原作だけに、それら南海の人々の素朴さや善良さ、あるいは愚かさが非常に生々しく感じられる/服装や小物、建物の装飾もエキゾチックで新鮮で魅力的だし、描かれている迷信も作り物のファンタジーではない血の通った温かみを感じる
2016/09/18
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