ディエンビエンフー(4) (アクションコミックス(月刊アクション))
ディエンビエンフー(4) (アクションコミックス(月刊アクション)) / 感想・レビュー
そのじつ
7歳と9歳のきょうだい喧嘩として描かれているが、兄バオの姿は社会に接続しない大人未満の人間像を表している。社会に参加せず外野として感情のままに無責任に行動する。妹ニューはそんな兄の尻拭いをしながら仕事と勉強をまっとうする。しかし彼女の生き意地は、彼女を養うため1年前に兄がベトコンの自爆テロを請け負ったその時に始まっているのだった。 またベトナム山岳少数民族を養成したアメリカ軍の特殊部隊が登場。勝者と敗者の歴史を見て、誰が正しいとかそんな見方では世界を俯瞰できないと伝えてくる。バトル漫画で世界の混沌の棚卸
2018/08/28
からぶし
まるで、過去にこんな戦争があったのだと語るツアーガイドと戦地を歩いて写真を撮る観光客のように存在するヒカルとプリンセス。彼らはいつだって蚊帳の外で二人っきりだ
2017/05/18
漫画専用アカ
山岳地帯の少数民族を戦争に駆り出す。これが歴史的事実だという点が恐ろしい。
2017/07/11
nowhereman
新装版を1巻から続けて読了。過去、何度か読もうとしては描写のキツさに挫折したのだが、今回は引き込まれるように読めた。面白い! かわいい絵柄だけど(だけに?)、ベトナムという土地の持つ悲しい歴史が心にズドンと突き刺さる。
2017/05/21
天ノ邪鬼
普段能天気にしている奴の口から、いきなり核心を突くような言葉が出てくるとドキリとする。あの1コマでヒカルのことが少し怖くなった。元々そういう一面があったのか、それとも戦争の中で考え方が変わってきたのか。ますます彼の行き着く先が分からなくなった。
2017/04/29
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