ルーザーズ~日本初の週刊青年漫画誌の誕生~(1) (アクションコミックス)
ルーザーズ~日本初の週刊青年漫画誌の誕生~(1) (アクションコミックス) / 感想・レビュー
トラシショウ。
読み友さんのつぶやきから。1965年。漫画がまだ子供の読むものだった時代、大人向けの風刺漫画でも子供向けまんがでもない、青年に向けての漫画雑誌を模索していた編集者・清水文人は、他の編集によりゴミ箱に捨てられていた同人誌の今まで見た事のない奇妙な表紙に目を奪われる。その作者にコンタクトをとった清水は彼のセンスと才気、芽の出ない日常に忸怩たる想いを汲み取り、それまで類例のなかった「純然たる青年向けストーリー漫画」掲載の勝負に打って出る。作者の名は加藤一彦、のちの「モンキー・パンチ」である(以下コメ欄に余談)。
2018/05/05
kokada_jnet
「漫画アクション」での連載で、清水文人を主人公とした60年代の双葉社での秘話。吉本さんの作風を否定しているレビュアーの方がいたけれど。この泥臭い作風で描くから、昭和の先人たちの真剣な奮闘ぶりが、リアルに伝わるわけで。また、巻末の加藤兄弟の対談で、「モンキー・パンチは加藤兄弟の合作ペンネーム」という通説が、否定されている。
2018/06/12
Nao Funasoko
好きなジャンル故に続巻楽しみ。アクションは『釣りバカたち』等のアクションコミックスからだったと記憶。雑誌で読みはじめたのは大友克洋「気分はもう戦争」あたりだったか。
2018/12/08
しぇん
Kindle Unlimitedで.モンキーパンチ先生こんな誕生の仕方をしていたとは驚きでした。もっととんがった方だと勝手に思ってました。
2022/08/17
kei-zu
子どもの頃、「ルパン三世(1stシーズン)」の格好良さにしびれた。 エンディングクレジットに掲載の「漫画アクション」は、子どもには手の届かないオトナの雑誌だった。その「アクション」はどのように誕生したのか。 子どもの頃、お色気が過剰に盛り込まれたように感じた原作版「ルパン三世」。まさか、編集長に「オンナが描けてない」と言われた上での訓練の賜物とは。 世界を相手にする泥棒談は、狭い畳部屋で描かれた。背景となる時代の描写も楽しい。
2021/02/14
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