2001夜物語 (Vol.1) (Action comics)
2001夜物語 (Vol.1) (Action comics) / 感想・レビュー
みゆ
再読。『ガニメデの優しい巨人』でハードSFに撃沈してしまい無性に星野さんの世界に浸りたくなった。やっぱコミックはいいなぁ、反物質も超微粒ブラックホールも超空間航行も、すんなり頭に入ってくる。絵とコマ割りの威力は偉大♪楽しく物語の世界に没入できました('∇^d)☆!! あと今回気付いたのですが、作中にガニメデが登場、輸送船の乗組員の名前がチャーリーで思わず( ̄ー ̄)ニヤリでした。
2021/01/11
absinthe
作者の、宇宙へのあこがれが伝わってくる作品。絵の美しさも素晴らしい。人類が宇宙へ出かける時代、最近は楽観的な宇宙は描かれなくなってきた。そういう意味では貴重な作品だ。SFとしての破たんは少なくないが特に気になるほどでもない。月面の描写は某映画のそのままパクリにも見えるが…オマージュなのか。
月をみるもの
三島由紀夫は、遺作となる「豊穣の海」を擱筆した日に「今こそわれわれは生命尊重以上の価値の所在を諸君の目に見せてやる」と自衛隊員に演説したらしい。一方、同じタイトルを持つこの本の3話目では、月の海の「豊穣さ〜生命の価値」が描かれる。言うまでもなく、こっちのが圧倒的に面白い。
2019/05/05
bluemint
この本の成り立ちは承知していないが、明らかに「2001年宇宙の旅」にインスパイアされている。時を自由に行き来しながら人間と宇宙の関わりを描写する。新しい天地の、新しい住民となる「宇宙の孤児」と後半を占めるルシファーの話が良かった。このシリーズもしかして、冒頭の宇宙実験猿の見た夢ではないかと、今読み返してみて思ったがどうだろう?
2019/01/23
ゲンショウ
友人からの情報で拝読。題名が示す通り、彼のSFのみならず映画の金字塔でも有る‘2001年宇宙の旅’に触発された作品です。一つの叙事詩を成している意欲作で、一巻は実現可能と思われる方法による深宇宙探査が描かれます。二巻、三巻の伏線にもなっており、読み応え有ります。
感想・レビューをもっと見る