鈴木先生 (1) (ACTION COMICS)
鈴木先生 (1) (ACTION COMICS) / 感想・レビュー
かず
★★★★電子書籍。ドラマを観てからのマンガ。本書のケースを現実の学校教育に適応できるかはわからない。しかし問題の本質と向かい合おうとする鈴木先生の姿勢は、教育という枠を越えて、社会の中で我々が鈍くなりがちな感性を刺激してくれる。とは言うものの本音を言えば、社会は鈍感であるほど生きやすいと思う事が多い。私は“超”敏感な感性をお持ちの鈴木先生が大好きです(笑)
2016/12/07
せ~や
再読。自分のバイブル漫画!実は大事なのに、曖昧に流されていく問題を、丁寧に論理的に扱ってくれる。生活の中の各家庭の文化やマナー、食べ物の好き嫌いや多数決少数決の正しさと限界、性教育や性に関する適齢期と矛盾…どれも難しい問題。各家庭の文化やマナーを伝えることは難しい。「子どもはそれぞれの親の歴史を背負って戦わないといけない」。どのマナーや文化も間違っていて、正解でもあるけど、それなら仕方ないにはならない。誰かに対して、自分に対して、いつだって教育は折に触れて。☆5
2019/06/17
流言
息が詰まるような閉塞感が雄弁。普通なら避けて通りたくなるテーマに敢えて突き進む強烈なエネルギーを感じた。作中で提示される問題はいかにも現実にありそうな教師を苦しめる内容で、それは誰も助けてくれない、自分がやるのだ、という信念がある。アンサーに関しても、現実にはこうまできれいに解決しなくとも、なあなあのそれっぽいだけの雰囲気を演出して話をまとめるのではなく何日も考え抜いたことが滲み出るよう解答が示されている。教師が生徒に性的なものを感じるのも中学生離れした価値観で性への見解を述べるのも一つの現実なのだろう。
2015/03/14
たまきら
「やりたくない人は教えません」とにっこりいえる家庭教師なので、義務教育を担当する先生たちを尊敬してます。この漫画で仰天した事実、結構ありました。ママ友が高校時代プチ同棲OKだった話とかものけぞったけれど…。図書館に寄贈した自分の「鈴木先生」、愛読されているようです。3巻以降の続刊は図書館が購入してくれいるみたいなので今度きちんと読みなおそう。
2017/11/10
眠る山猫屋
数々のTV賞に輝きながら、最低の視聴率に終わったドラマ〈鈴木先生〉。 原作読んでみて、その忠実さにびっくり!あの面白さは原作からあったのですね!いや鈴木先生なんてそっくりだし!こんなロジカルな教師がいたら、鼻持ちならないだろうが、結果的に生徒のために向き合うんだからアリなのか(笑)
2011/11/29
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