宇野千代きもの手帖: お洒落しゃれても
宇野千代きもの手帖: お洒落しゃれても / 感想・レビュー
バニラ風味
宇野さんの、着物に対する思い入れは「生きている証拠」なのですね。着物の柄、帯や帯揚げなどとの相性、など、着物を普通に着ていた時代と、洋の文化が入ってきた後との考え方の違いなどが描かれています。ただ、古いことは新しく、新しいことは古いこと。流行は繰り返されるので、2004年に出版されたこの本も、「古い」とは思えません。日本の民族衣装である着物を、美しく、女性らしく装うため、宇野さんが考え、実行した工夫とアイデアは、今でも斬新に感じました。
2015/11/21
Noelle
50年前に書かれた著者の着物に対する考え方の方が、今の呉服業界の方のお勧めのやり方より納得できる、今着物を着たい人達の気持ちに近いように感じます。高価でなくてもいい、「色合わせ」にこだわり「粋」にこだわる。今の自分が目指す方向と同じであることに とても心強い味方を得た気分です。
2013/10/24
どありぶ
着物を普通に着てた時代の終わりの方なのかな。裄が短い着物を見て私が古着屋で買うのが短い訳がわかったり。やっぱり伊達締めは博多織りの買おうかなと思ったり。宇野さんが貧しかった頃赤い半衿を小さくさいて裏地風にするのとかステキ!
2010/11/21
MIHO
お洒落も積極的に!
2017/02/27
波 環
有名女優の着物姿の写真がいっぱいなのに、なんだかへんだなーと思ったら着付けで体型補正をしてなかったり、ポーズが洋服風だったり、着丈が短かったり、裄が短かったりで違和感があるんだとだんだん気がついた。洋服風にこだわることが自己主張、これが極端すぎるように思うし、でもだからこそここの人とも思う。女性文学者きものセンス順完全わたし基準幸田文、白洲正子、群ようこ、宇野千代、中島梓、林真理子美醜じゃないんだよな。
2015/06/20
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