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すべては死にゆく

すべては死にゆく

すべては死にゆく

作家
ローレンス・ブロック
Lawrence Block
田口俊樹
出版社
二見書房
発売日
2006-12-01
ISBN
9784576061900
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すべては死にゆく / 感想・レビュー

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ずっきん

スカダーシリーズ#16. 四年経ってますが前作の続編です。#15#16は続けて読んでください。前作から薄々感じていましたが、今までとは構成も展開も明らかに違う。さらに作中でシリーズの過去を幾度も振り返る、集大成のような巻。走馬灯が流れるようなシーンは圧巻で、読みながらため息を漏らす。これが実質マット・スカダー最終作。#17は回想録のようですが、少しの間、読まずに取っておきます。貴方にまだ会えると思っておきたいから。

2018/08/14

くさてる

マット・スカダーシリーズ。実質的には最終作かな。大好きなシリーズだけに、最後の一作はなかな手を付ける気に慣れなかったのだけど、年末の読書に一気読みしてしまった。68歳にもなったマットとエレインのカップルはとても素敵で幸せで、かれらを脅かす闇の存在の恐ろしさはハンパない。わたしがブロックを好きなのは、キャラクターの人間味の複雑さです。今回はシリーズの総決算として過去作に登場したキャラクターが様々な形で登場するので、そこも読み応えあります。面白かった。

2017/12/31

GAKU

私の大好きな作家、ローレンス・ブロックのマット・スカダーシリーズ。 何度目かの再読です。 ハードボイルド好きの方で、未読な方は是非読んでいただきたいです。

2015/06/02

ネムル

前作『死への祈り』は低評価の残念作という印象だったが、本作で一応は補完された。その間に911もあり、ブロックの死への無/意味への問いかけはひとまず終わりを告げた雰囲気もある(シリーズはまだ続くようだが)。終盤のあるシーン、シリーズでもとりわけ印象深く思い出されるエリザベス・スカダーが言及されて泣いた。マットが顔も知らないちょい役でしかなかっただけに、覚えていてくれて安堵した。

2024/11/17

pulp

10年くらいか? 永らく積んでいた本書をやっと読了。文庫になると思って待っていたけれど、ならないので、結局ハードカバーを買ったのは私だけではない(はず)。期間が空きすぎて、前作の内容を忘れて、なかなか読めなくなってしまったのも私だけではない(はず)。え~っと、内容については何も言うことはありません。今回大変だったけど、とりあえず大団円。マシュウ・スカダーはうまく歳を重ねることができたなあ、と。それに比べて、ボッシュは可哀そう(って言ったらコナリーのファンに怒られるんだろうな、きっと)。

2023/10/28

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