マンハッタン物語 (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)
マンハッタン物語 (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション) / 感想・レビュー
Tetchy
日本の読者には馴染みのない作家の作品で構成されているのが特徴的だ。10名の作家は邦訳がなく、あっても1冊のみの未紹介作家の名前が並ぶがそれぞれが個性的でしかも読ませる。アメリカ作家の懐の深さを思い知らされた。原題にノワールとあるかもしれないが、全体的に物語は暗鬱でペシミスティック。個人的ベストはS・J・ローザンの「怒り」、ジャスティン・スコットの「ニューヨークで一番美しいアパートメント」、C・J・サリバンの「最終ラウンド」を挙げたい。本書は日本未紹介作家の佳作たちに触れる数少ないチャンスを与えてくれた。
2016/09/12
GAKU
マンハッタンを舞台にしたミステリ作家たちによる15編の短編集。ローレンス・ブロック、ジェフリー・ディーヴァー、トマス・H・クックをはじめとする当代アメリカの人気作家たちが競作している。楽しめました。マンハッタンの闇の雰囲気も味わえます。
2015/06/13
papico
大好きな街、ニューヨーク。実は、一般的にニューヨークと言った時、それは概ねこの狭い狭いマンハッタンを指す。狭いのに、ブロック毎に広がる文化と世間。その色とりどりさが魅力。その様子を直接見た人にとっては特に、この物語の想像が楽しいだろう。数十年前のニューヨークはマンハッタン、人種も坩堝なら、ドラマも坩堝だ。
stobe1904
【マンハッタンを舞台にしたノワール短編集】L・ブロック、トマス・H・クック、J・ディーヴァーなどベストセラー作家によるマンハッタンを舞台にした15の短編で構成されている。突出したものはないが、どの作品もマンハッタンの闇をたくみに切り取ったものでさすがの出来栄え。★★★☆☆
2020/01/04
じょじょ
どれも期待外れ。ジェフリー・ディーヴァーまでつまらないとは思わなかった。
2019/06/22
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