真夜中にふるえる心 (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)
真夜中にふるえる心 (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション) / 感想・レビュー
糸車
現職警官がストーカーになるとどうなる?人違いで友人を殺され逃避行するヒロインの気持ちを想像するとぞっとする。にもかかわらず、キャットに出会いジークに出会い、仕事を得、住むところを確保した彼女の生活が意外なほど平穏で和む。受け入れてくれる町の人たちも温かい。重労働をこなす牧童たちの食欲を満たすのは大変そうだけど、失敗したケーキのレシピに果敢に挑む負けず嫌いなヒロインが人から必要とされ、今いる場所に居続けるために逃げずに立ち向かう勇気を蓄えていく過程が描かれている。じれったさも◯、リンダさんらしくないけど。
2016/06/29
ち~
2度だけデートした警官に執拗なストーキングを受けたカーリン。逃げた先で、友人を自分と誤って殺され再び逃亡、山奥の牧場に流れ着く。理想の家政婦を雇えず汚れた洗濯物の山と飢え死に寸前だった牧場主ジークは渋々彼女を引き受ける。2人の舌戦と、料理が苦手なカーリンが、9人の男の胃袋を満たすのに奮闘する様子が良かった。ストーカーに怯えるカーリンをそっと見守り、守れる術を授けるジーク。ついに居所を知られ、大切な人と自分のために立ち上がるカーリン。彼女を救うジーク始め牧童達。ラスト少し呆気ないけど、とても面白かった!
2020/04/19
糸車
再読。ちゃんと感想を書いてあるのに内容をあんまり覚えていないってどういうことだろう、と思いつつ。ところどころああ、そうだったと思い出す箇所はあるんだけど。ストーカーから逃れるために逃げ込んだワイオミングの町の人たちが温かい。意外にロマンス部分が少ないけど気にならない。牧場ものって好きだ。ストーカー男のあまりにも身勝手な理論にムカムカしながら、ヒロインが見つけた隠れ家での安全な生活が続きますようにと祈るような気持ちでページをめくる。
2019/06/16
Rin
ストーカーに追われ、素性を隠して逃げてきたヒロインと牧場主のヒーロー。ストーカーの気持ち悪さはさておき、家政婦として雇われたヒロインが徐々に心を開き、ヒーローや牧童たちと日々を暮らしているのが素敵だった。そして、ちょいちょい料理を失敗したりするとか、完璧ヒロインじゃないのもいい。巻末にはレシピが乗ってるけど、向こうのレシピは量が多い! 作りたくても電子レンジのオーブンじゃ入りきらないわ~(笑) ☆☆☆・・
2020/06/15
すっちゃん
⭐️⭐️⭐️ 強いヒーローはいい。読んでいると、不思議な事に料理のいい匂いがしてくる。
2017/04/26
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