柳橋ものがたり 船宿『篠屋』の綾 (二見時代小説文庫)
柳橋ものがたり 船宿『篠屋』の綾 (二見時代小説文庫) / 感想・レビュー
真理そら
口入屋に紹介されて船宿『篠屋』で下働きすることになった綾・28歳の日常と軽いミステリーを描く連作短編集。シリーズ物の1作目なので人物紹介的な面も多い。が、綾については不明な点が多い。三遊亭円朝や河鍋暁斎はこれからも登場するのだろうか。同じ作者の『日本橋物語』シリーズが好きだったので期待している。
2018/08/28
のんちゃん
柳橋の船宿「篠屋」で仲居として働く綾が、その宿で遭遇する謎と事件に関わっていく話。初読みの作家さん。帯に「時代推理の俊英が描く」とあったので読んでみたが、江戸市井ものフリークの私としては、登場人物にもあまり魅力を感じず、謎や事件の結末もあっさりした感じがしたので、う〜ん、あんまり合わなかったかな。でも、綾の訳ありの感じの理由が知りたくはあるかな。他にも同様のシリーズをだしておられる著者。今度は別シリーズを読んでみて、それから、相性は判断しようと思う。
2019/07/27
goodchoice
意外と冷静な目線で物事を見る綾に好感を覚える。幕末という時代設定もあり、ややきな臭い感じも話の筋に良いスパイスとなっている。是非、続巻を望みたい。
2018/09/15
ベローチェのひととき
船宿「篠屋」へお試しで働いた後で、正式に働くことになった綾が主人公の6編からなる連作短編集。綾に関しての経歴などがまだ語られていないので続きがありそう。作風はとても読みやすかった。盛り場を舞台とした物語だからか、最後はある程度ハッピーエンドでまとまるものの、全般的に人生の悲壮感的なものが感じられた。
2019/08/02
ひさか
2018年9月二見時代小説文庫刊。書下ろし。シリーズ1作目。6話の連作短編。江戸人情ものに、捕物要素もある定番時代物。なかなか楽しめて、次作が待ち遠しくなりました。
2019/01/21
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