KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

わざわざゾンビを殺す人間なんていない。 (二見ホラー×ミステリ文庫 こ 1-1)

わざわざゾンビを殺す人間なんていない。 (二見ホラー×ミステリ文庫 こ 1-1)

わざわざゾンビを殺す人間なんていない。 (二見ホラー×ミステリ文庫 こ 1-1)

作家
小林泰三
我孫子武丸
遠田志帆
出版社
二見書房
発売日
2021-07-21
ISBN
9784576211138
amazonで購入する Kindle版を購入する

わざわざゾンビを殺す人間なんていない。 (二見ホラー×ミステリ文庫 こ 1-1) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ナルピーチ

ゾンビが当たり前の様に蔓延る世界。野良ゾンビに家畜ゾンビ、それらを捕食するゾンビイーターとそのぶっ飛んだ世界感は小林ワールドの魅力が全開!!そんな世界で発生した密室殺人事件をこれまた強烈なキャラの引き立つ探偵“八つ頭瑠璃”によって事件の謎に追っていく。小林ロジック満載の一冊。グロ多めでえげつないけども、その会話劇はとにかく斬新で面白く、読者を退屈させる事なく読ませてくれる。改めて思う“小林泰三”あなたは唯一無二の作家に違いありません。

2021/12/31

H!deking

いやーやっぱり面白いな~!確かに、わざわざゾンビを殺さないと思うな、俺も笑。という訳でずっと読みたかったのですが、やっとブックオフで見つけて捕獲しました。このタイトルなのにまさかのミステリーでした笑。会話のテンポが良いですね。突っ込みどころも満載だけど敢えてのなんだろうな。めちゃくちゃ面白かったです。おすすめ!

2023/06/02

ゆのん

『死んだらゾンビになってしまうウィルスが蔓延している』という設定の『ミステリー』。ホラーではなくミステリーだと強く言いたい。(ホラー小説が心底苦手な人には辛い場面もあるのだが)そして、ニヤニヤ笑いを何度も誘発する個性的過ぎる登場人物達。色々な角度から楽しめる作品だった。ゆる〜く、個性的な作品故に、伏線をどう回収していくのかを予想しながら読むのも楽しい。癖になる世界観の新作をもう読めないのかと思うと、とても残念だ。

2021/08/27

HANA

至る所で活性化遺体(ゾンビ)が徘徊する世界、そんな世界である研究者が密室の中でゾンビ化するという事件が発生する。ゾンビが活躍する特殊設定ミステリというと『生ける屍の死』や某ベストセラーが有名であるが、本書もそれに勝るとも劣らない一冊。特に主人公が抱える秘密がそれかと思ったらそっちかと度肝を抜かれたし、ゾンビ化が事件に密接に関わっていたり、読後タイトルを見て納得したりと一粒で何度でも美味しい本だと思った。それにしても著者、肉体を特殊な状況下に置くの好きだなあ。こちらもそれが好きで読んでいるんだけれども。

2024/02/10

神太郎

小林泰三のこれまた一味違うミステリー小説がやって来た!タイトルがすべてを物語っている。そして、ゾンビものでここまで「人間サイド」にウェっと辟易することってないのでは?って位に闇が深いのは流石、小林泰三です。解説の我孫子さんが言うように「あちら」が推理小説で話題になったのだからこれも話題になってもいいはずなんだが…やはりアクが強いのかなぁ笑。しかし、設定がとんでもながら理詰めできちんと事件を解決させていくし設定を疎かにせず、むしろそれがいいスパイスとなってる。とんでも推理小説と割り切って是非一読してほしい!

2021/09/11

感想・レビューをもっと見る