ボーイフレンド演じます (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)
ボーイフレンド演じます (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション) / 感想・レビュー
ゆのん
初のM/M小説。マイナスな意味で『うわ〜』ってなったら嫌だなぁなんて思いながら読み始めた。読んでみるとシュールなジョークがあちこちに散りばめられていて、かなり笑えて楽しめた。主人公の友人達や、同僚はかなりの個性的な集まりでお気に入り。2人のロマンスはなかなか進展しなくてイライラ、ヒヤヒヤさせられる。最初の心配をよそになかり楽しめた。
2021/08/11
優希
面白かったです。長かったですが、時折挟まれる英国ジョークにはまりました。期間限定の恋人というのもまたツボです。
2022/06/04
しゃお
ロックスターの息子であるルークと法廷弁護士のオリヴァー。事情によりフェイクの恋人同士となる二人の会話がもう楽し過ぎ!そして特にルークの周りも愛すべき登場人物達ばかりで読んでいて思わず噴き出してしまう事もw 最初うじうじしていたルークがオリヴァーによって成長する姿。そして終盤はそれが逆の形で描かれ、正反対に見える二人は似た者同士で、二人がただのルークでただのオリヴァーである事を受け入れる様子が愛おしかったです。個人的には思ったより乙女なルークの「二階へ行ってベッドに入れ、だって?」に爆笑w 続編も楽しみ!
2022/01/23
RIN
M/MよりもLGBTQの話。約800Pの厚さでもすらすら読めたのは、エキセントリックな人々と英国ジョークまみれの会話が、私に読書への誠実さを全く押し付けなかったからだと思う。有名人の息子というだけで晒され騙されてきたルークと神経質なまでの完璧さを自分に課しているオリヴァー。臆病で繊細な二人がフェイクの恋人からリアルな恋人へと歩む、もどかしくて回りくどい物語。相手の為に怒ったり、時には泣いて無様な醜態を晒し、怯えながら触れあって、自分の事も前より少し好きになる。不恰好な愛でもいい。あなたが居れば何だって。
2021/09/08
Michelle
Net Galleyで読了。実は翻訳M/M小説を読むのは初めて。これが今の最先端なのかな。3年後にはもしかしたら賞味期限切れになっているかもしれない。それぐらい「今」という感じ。プラス、イギリスの風習やカルチャーに精通していないと意味が分からないところも多くて、LGBTQ、環境問題、差別問題、ヴィーガン、ベジタリアン、流行りの食べ物、エンタメ、SNS、ネットサービスなど、作者は読者に寄り添うような事はせず、これがどれだけ理解できますかと、試されているようにさえ感じた。全部分かったらかなりのイギリス通。
2021/06/27
感想・レビューをもっと見る