事故物件怪談 恐い間取り 3 (NFT特装版) ([バラエティ])
事故物件怪談 恐い間取り 3 (NFT特装版) ([バラエティ]) / 感想・レビュー
モモ
淡々と語られる怖い話。高知県の祈祷師「太夫」がすごい。そして事故物件十五件目になる大阪の事故物件・・・ここは、もしかして・・・。まだこの部屋に子どもの霊がいるとしたら、あまりにむごすぎる。
2022/12/04
澤水月
凄い良書、1とは別物のよう。コロナ経て著者の死生観、ひとり亡くなった方への思索深まり詩情溢れかつエンタメとしての怪談ギリギリも衝く。「ロマンチストの成れの果て」「コップの飛ぶ部屋」が印象に残る。「にゃんこちゃんのいる部屋」は不気味。初め内見メモの緊迫感、死者への優しさが滲みる…。多くの事故物件を巡り話を聞いた章がたくさん入っている。本当に「孤独死(と呼ばれる死)」は今後増える一方で考えさせられる。ジム・モリソン出てきたのは驚いた。そして次に住む予定が…! 生の社会問題を肌で追い芸人表業と違う著作姿勢に敬意
2022/08/10
ROOM 237
※この感想文は安心安全な場所として名高い布団の中からお送りしています。タニシ兄貴へ。命を削って次々と事故物件に住んで実況と報告を本にしてくれてありがとうございます。今回は物件話だけではなく、怪異や憑きもの話など盛りだくさんで怖さぱわーあっぷしていますね。いざなぎ流や大夫などの話を興味深く読みました、提灯を提げて練り歩く無言の集団が不思議。兄貴が真っ暗な事故物件の中、ひとりで自分の中の恐怖心と向き合う様子は次元が違う、新たな段階に到達したと思います。アニキ!身体に気を付けて!次巻も楽しみにしてます。
2022/08/09
綾乃
間取りシリーズ3冊目。 事故物件に住み続けているうちにどんどん怖さを感じなくなっているタニシさん。さらにはコロナ禍で増えた孤独死(事故物件)も運悪くそこで亡くなっただけで、人は誰でも死ぬものという独自の考え方が達観しすぎて優しさすら感じられるように。もちろん事故物件なので読んでいる方は色々な怖さがある。 本の半分を占める他の方の話で、「提灯行列の部屋」「混沌マンション」「霊媒の家」が印象に残る。 15軒目となる大阪の事故物件マンション。もしいまだに子供の幽霊が目撃されているのだとしたらいたたまれない。
2023/01/29
ナツ
記録忘れてた。巻数を増すごとに文章がものすごく上手になってくのがすごい。タニシさんの物件のみならず色んな方の体験談(不動産界隈をはじめ一般の人友人)が多いんですが持ってくる人のキャラが濃くて事故物件を通して色んな人(+霊)との絆が深まるのを感じます…怖いだけじゃなくて。個人的に借りるのは断念したがおばあちゃんの匂い(お線香?)が濃かったり薄くなったりする物件の印象が強かった。そして物件共々どんどん増えていく嫁(人形たち)
2023/02/02
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