KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

戦争とオカルティズム 現人神天皇と神憑り軍人

戦争とオカルティズム 現人神天皇と神憑り軍人

戦争とオカルティズム 現人神天皇と神憑り軍人

作家
藤巻一保
出版社
二見書房
発売日
2023-03-27
ISBN
9784576230412
amazonで購入する Kindle版を購入する

戦争とオカルティズム 現人神天皇と神憑り軍人 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

HANA

滅茶苦茶面白い。秋山真之や石原莞爾といった有名どころから四王天延孝に安江仙弘といった一部では有名な所、そして東条英機と昭和天皇。それら戦前を彩る数多の人物をユダヤ陰謀論と竹内文章、古神道関係、二・二六事件をキーワードに読み解いた一冊。神国思想と天皇崇拝が絡み合い、あのセピア色の昏いナショナリズムが形作られていく様は圧巻である。一方何よりも理性的でなければならない軍隊がそれに染まって行く様は何とも悍ましくもある。崇拝対象としての天皇と玉としての天皇の二重写し等は、読んでいてまさに目を開かされる様であった。

2023/05/03

jm

結構骨太な本で。気楽に霊的国防論とか法国冥合とかの類かな?帝都大戦!とか思っていたら、戦前の日本軍という巨大な官僚組織の中で、立身に限界のある軍の選良たちのルサンチマンがいかに歪んでいったのかのお話でした。努力や頑張りではどうにもならない階層の存在と己の限界。その虚無感を天皇との一体化という神憑りが埋めていく様にゾクッとしました。しかしこれだけ他者の欲望の焦点となっていた昭和天皇は諸々キツかったでしょうね。 後驚いたのは、この時代の大本と法華経(日蓮主義)の影響力の広さと深さ。これは不勉強でした。

2023/03/31

onepei

からんでもつれて得体が知れない

2023/07/13

mutu-bird

昭和史あたりを去年から履修中。半藤一利が語っていた流れにでてきた人物たちに影響を及ぼしていた信念や観念としてのオカルト。

2023/04/12

がんちゃん

作者が問題提起していることは、まさに日頃から私自身が思っていることです。「偽史の帝国」も引き続き読むつもりだが、○○の存在を中途半端なままに、覚悟のない戦後を続けてきた我々の責任だ。(既に自主規制)こういう話を連載していたムーってやはりたいしたものだ。

2024/05/19

感想・レビューをもっと見る