柳橋ものがたり 10 (時代小説文庫)
柳橋ものがたり 10 (時代小説文庫) / 感想・レビュー
真理そら
切られ与三とお富さん、アーネスト・サトウ、天璋院篤姫など有名人続々登場。やっと綾の兄の行方が分かったけれどまだ会えない。明治になって「篠屋」にどういう変化があったのかという面からの時代感も知りたい。
2023/09/02
ひさか
2023年9月二見時代小説文庫刊。書き下ろし。シリーズ10作目。お富さん地獄めぐり、花盗っ人、魔物,東京を走る、天璋院様お成り、の4つの連作短編。天璋院様お成りで、綾さんの兄の消息が知れたというのにたいした展開にもならず、こうなるとこのお話はいったい何なのだろう?と思うほどの迷走ぶりが悲しく面白い。シリーズ6作目に篤姫様お成りというのがあって、それと対をなす楽しいタイトルなんだけどなぁ。
2023/09/22
goodchoice
そこまでつかんだ兄の消息がまた遠くへ行く。人生とは無情の連続なのか。
2023/11/05
さ〜くん
”謙譲の美徳も日本人の怠慢”考えさせられる深い内容でした。でも、綾のお人好し過ぎる人格のゆえに、誰からも愛され味方になってくれたからこそ兄の足取りに迫ることが出来たのだと思います。
2023/12/10
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