魔犬の復讐: 新シャーロック・ホームズ (二見文庫 ハ 4-1 ザ・ミステリ・コレクション)
魔犬の復讐: 新シャーロック・ホームズ (二見文庫 ハ 4-1 ザ・ミステリ・コレクション) / 感想・レビュー
鐵太郎
さるアメリカ女性が、ジョン・H・ワトスン夫人になることを承諾してくれたことに意気揚々としていた独身男の描写から、このお話は始まります。50代になった年金暮らしの元医者のくせに、手の早いこと。(笑) 事件は、レストレード警部の持ち込んだ「非常に異様な動物、しかも足跡は巨大な犬にしか見えない」に襲われた男から始まり、タイバーンへと移ります。物語の底を流れるのは、原作であるホームズ譚を知り尽くした高名なシャーロッキアンの手になる、ホームズへの賛歌。見事なパスティーシュです。
2005/05/28
kenpapa
再読。引退を匂わせたホームズに次々舞い込む事件。ワトソンの3度目の結婚話や懐かしのレストレード・グレグスン両警部、随所に出るかつての事件名などサービス満点の作品。作者のコナン・ドイルへのオマージュを強く感じます。
2020/07/23
きら
ホームズの引退間近が描かれる、上質のパスティーシュ。 作者がシャーロッキアンだけあって、色んなエピソードを絡ませて、ホームズファンとしては、面白かった。
2019/06/19
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