墓場への切符
墓場への切符 / 感想・レビュー
びぃごろ
【マットスカダーシリーズ⑧】怖い怖い怖い。DVから逃れられない描写が怖い。これは一人でどうにかできるものじゃない、気丈なエイレンでさえもなのだ。モットリーに目を付けられたら精神に異常をきたす。マットがエイレンの危機を救い、警官(マット)への発砲をでっち上げ刑務所送りにする。1~10年の刑期に12年服役した後、復讐が始まった。さらに狡猾になり身体を鍛え、エイレンとマットに魔の手(指)が伸びる。証拠を残さない殺人に警察は動かず、似顔絵を配るも逆に罠に嵌り、エイレンも襲われる‼唯一前作で友となるミックが心強い。
2022/12/25
bapaksejahtera
スカダー探偵シリーズの第8作目。このシリーズとしては著者の油の乗った時期の作品なのだろう。順番を前後して読んでいるのだが、今回改めてエレインとの馴れ初めを了解した。彼女は大変だったんだねえ。その後のご両人の展開、分かります。今回、狂気の殺人者との出会いからスカダー自身がその標的となり、何度か危ない目に遭い乍ら終にそれを倒す。この間無駄なおしゃべりや諧謔、息抜きの濡れ場もない。小説は真面目な主人公のひたすらな追跡を追い、友人たちがこれを支援する。良いハードボイルド作品だったと思う。
2020/11/09
タナー
この作品が初版で出たのが1991年。ということは、20年近くぶりの再読ということになる。当時はオビや宣伝文句に"ハードボイルド"という言葉がある本にはとにかく興味を惹かれ、手当たり次第に読んでいたような記憶がある。そんな中でも、この作品の印象は鮮烈に残っている。今回読んでいて、細かいところが記憶に甦ってきて、全編に漂う緊張感のいうなものを改めて感じてドンドン読み進めることができた。やはり名作というものは何度読んでも、何年経っても素晴らしい。このシリーズもまた追求したくなってきた。
2021/08/10
moe
再読。
2020/12/12
tai65
星5つ
2021/10/03
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