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猫の事件簿: ネコ派のためのミステリ短編集 (二見文庫 ラ 6-1 ザ・ミステリ・コレクション)

猫の事件簿: ネコ派のためのミステリ短編集 (二見文庫 ラ 6-1 ザ・ミステリ・コレクション)

猫の事件簿: ネコ派のためのミステリ短編集 (二見文庫 ラ 6-1 ザ・ミステリ・コレクション)

作家
ピーター・ラヴゼイ
マーティン・H. グリーンバーグ
エド ゴーマン
Martin H. Greenberg
Ed Gorman
山本やよい
出版社
二見書房
発売日
1994-04-01
ISBN
9784576940724
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猫の事件簿: ネコ派のためのミステリ短編集 (二見文庫 ラ 6-1 ザ・ミステリ・コレクション) / 感想・レビュー

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sin

全体に地味!設定を同じくする作品も収録されているのでその点でも印象を薄くしているのかもしれない。その中にあってフェイの“禁じられた町の誘惑”は異色な作品だが結末がミステリーとは言えないし、それほど出来のいい作品とも思えないので残念なことにこの短編集に彩りを添える役には立っていない。ダマートの“ロウアーワッカーの宿泊客”が洒落ていて面白く唯一の収穫であったが、ネコの存在抜きで成立する内容なのでこの短編集の構成の一角として微妙…。

2015/02/24

Mzo

猫好きの猫好きによる猫好きのためのミステリー、といった趣きの短編集。猫が事件の鍵を握るもの、猫の雰囲気を活かしたものから猫が主人公(主猫公か?)のものまでバラエティに富んでいる。でも猫が被害者になるものはやっぱり可哀想だな。

2014/10/15

bapaksejahtera

猫がテーマの短編17篇からなる。最近頻繁に読んでいるピーター・ラヴゼイもこの種アンソロジー短編集から気に入って長編を読みだした。今回作品群の中で気に入らなかったのは2篇程であるからまずまずである。ラヴゼイの「ジンジャーの終着駅」は手堅く、ダグラス・ボートンの「別れのキス」の手に汗握るホラーは良い。しかし人間のことかと読者が騙されて読んでいくと実は猫だったという具合に同じような設定のものなど全体に常套的プロットの作品が多く、新たな作者の発掘とまでは行かなかった

2021/02/11

くさてる

猫づくしのミステリ短編集。となるとたいていは「猫が人間に殺される(その逆)」「猫が事件のカギを握る」「人間が○○したと思ってたら猫がやっていた(その逆)」「猫が人間のような行動を取る(その逆)」のパターンがほとんどだと思うのだけど、それでもひとひねりしてみせた作品が多い。印象的なのは「ジンジャーの終着駅」「スキャット」「葬送行進曲」。

2011/12/20

madhatter

題名通り「にゃんこ可愛いマジ可愛い超好き愛してる」的スタンスで(笑)書かれた作品が多い。中でもやはり「葬送行進曲」が良かった(猫嫌いが書いたとは思えん)。しかし、人によっては猫に感じる薄気味悪さ、神秘性などを全面に押し出した「禁じられた町の誘惑」などのような作品も収録してあり、猫のイメージを十分に伝えてくれる作品集になっている。その他お気に入りは「月夜の再会」「いたずら猫の大作戦」(かーわーいーいー!)「別れのキス」「スキャット」。

2011/11/24

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