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ズラータの日記

ズラータの日記

ズラータの日記

作家
ズラータ フィリポヴィッチ
Zlata Filipovic
相原真理子
出版社
二見書房
発売日
1994-04-01
ISBN
9784576940731
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ズラータの日記 / 感想・レビュー

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おもち

時は90年代初頭。ズラータは11才の女の子。彼女が住んでいたのはサラエボ。ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争が勃発したのでした・・・。11才ですから込み入った政治的事情を彼女は知りません。大人も口を濁していたようです。そんな彼女に容赦なく襲いかかる戦争の惨禍。退屈。銃撃。砲撃。殺戮。絶望。飢え。苦痛。恐怖。怒り。嘆き。そして自分の日記をアンネの日記に重ね合わせ、アンネのようにはなりたくないと怯えます。ですが、ここで一つ申し上げると彼女は無事生き延び、数年前にオックスフォード大を卒業したとの事です。それが救いです

2010/02/22

ももんが

図書館本。少し前にフリーダムライターズを読んで、この本を知りました。ズラータはサラエボで暮らす普通の11歳の女の子。紛争が突如始まり、周囲がどんどん戦時下と化し、友達とも離れ離れになってしまう。アンネフランク同様に日記を友達に。平和な日々の子供らしさから、爆撃や戦時下の生活での思いを巡らせていくさまは、子供が子供らしくいられないことへの怒りと悲しさに満ちています。愚かな争いがいまだ各地で起こるこの世界は、今後どうなっていくのでしょう。

2023/10/30

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