かちかちやま (にほんむかしばなし 6)
かちかちやま (にほんむかしばなし 6) / 感想・レビュー
遠い日
「かちかちやま」はその怖さが好き。たぬきがおばあさんを打ち殺すのも、うさぎがおじいさんの代行で執拗にたぬきを攻撃するのも恐ろしい。そして、この本では婆汁も出てくる。普段はうっとりとやさしい絵を描かれる黒井健さんの、なんとも悪い顔のたぬきににやにや。お話はよく知っていても、イラストの違いや、どのバージョンかで、読む楽しみがある昔話だ。
2020/11/12
真尋
1984年4月初版。岩崎京子文、黒井健画。婆汁は有り。兎は別人発言がなく統一犯行で決行。文章はほぼ平仮名で振り仮名付き、訛りがあるけれど空白があるので比較的読みやすい。絵も狸の意地悪顔すら緩い感じで可愛らしい。しかし、婆撲殺・人肉調理・遺骸の在処激白と3段階悪行をすべて実行。制裁に爺さんも協力しているのは珍しい。元祖の残虐部分を絵と文で緩く覆っていて絵本にちょうど良く収まっていると思う。
2017/12/06
すみれちゃん
4歳ひとり読み
2018/02/24
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