12つきのおくりもの (ひきだしのなかの名作 8)
12つきのおくりもの (ひきだしのなかの名作 8) / 感想・レビュー
野のこ
シンデレラストーリーのよう。結末は予想どおりで悪役のままはやホレーナは顔からも意地悪さがただよってました。3月はスミレ、6月はいちご、9月はりんご。大晦日の夜に12月の精が森に集まるスロバキアの昔話があると読んで、スロバキアの人たちは季節の移り変わりを大切にしているんだなぁと気持ちが温かくなりました。
2018/06/15
gtn
困難の都度、奇跡の現象に守られるマルーシカ。彼女が偉いのは、新たな逆境に立たされても、それを当てにしないこと。ともかく人を絶望に陥れた罪は改心くらいでは済まされない。死をもって断罪されて然るべき。
2021/08/01
chiaki
スロバキアの昔話。継母とその娘ホレーナと3人で暮らすマルーシカ。心も容姿も醜いホレーナは、マルーシカの美しさを妬み、彼女がいると婚期を逃してしまうと無理難題を言い付けては家を追い出そうとします。凍てつく寒い雪の中、咲いているはずもないすみれを探しあぐねるマルーシカ。そんな憐れな彼女を救ったのが12月の精。さて強欲なホレーナは…。これは我が家の姉妹たちも気に入った様子。メグホソキさんの絵もとてもメルヘンで可愛い!読友さんのご指摘で知りましたが、ロシア劇作家マルシャーク『森は生きている』の元になったもの。
2020/11/14
たまきら
色々なバージョンがありますが、こちらは素朴な絵がかわいいです。意地悪な人たちに罰が当たる勧善懲悪ものって、万国共通ですよね。りんごがおいしそう、が娘さんです。
2019/08/07
なつきネコ@中の人だよ!
イジワルな母親と姉にイジメられる王道な昔話。雪山というのが寒そうなスロバキアのイメージだな。その中で12の月の妖精が、マルーシカを助けてくれるという素敵な世界観。しかし、マルーシカの奇跡が続かないと思うしっかり者。イジワルな母親と姉の無理難題をこなす。しかし、母親はしっかり者の妹よりもイジワルな姉を愛してるのは不思議。しかし、困った子のほうが気にしてしまう親心なのかな。お姉さんはすみれ、いちご、りんごと欲しがる。りんごだけは取りに行くお姉さんって、どれだけりんご好きなんだとツッコんでしまった。
2022/11/27
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