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楊梅の熟れる頃

楊梅の熟れる頃

楊梅の熟れる頃

作家
宮尾登美子
出版社
文化出版局
発売日
1982-05-01
ISBN
9784579301737
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楊梅の熟れる頃 / 感想・レビュー

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zaqyassun

土佐の13人の女性の人生を語った短編集。一作一作が短いながらそのままの人生なので、安易に読み進めず日を置きながら読了。一番心に残ったのは「おさよさんと珊瑚」。女性は強いものだと改めて思い、土佐からどこまでも続く紺碧の海を無性に見たくなりました。人は生まれ育った土地に影響を受けるならば、永遠の海を臨む地に生きた人々は大きなものに抱かれる生き方となったのでしょうか。話はそのまま読めば暗いですが、主人公はその人生を受け入れ、明るく生きている。苦労はしたけど、それもまた自分の人生だと。

2013/10/05

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