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不思議な羅針盤

不思議な羅針盤

不思議な羅針盤

作家
梨木香歩
出版社
文化出版局
発売日
2010-12-17
ISBN
9784579304349
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不思議な羅針盤 / 感想・レビュー

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みっちゃん

読メの中でお勧めして頂いた本。1つ1つの言葉をじっくり味わいたくて、ちびちびと読みました。気持ちがざらざらしている時でも、文を追うごとに心がスッと静まり、何故だか背中がピンと伸びてきます。既に人生の後半に突入している私ですが、このように小さな事にもアンテナを合わせて慈しみ、毎日を丁寧に生きてゆきたい。しかし前から筆者は草花や動物と意志疎通の能力をお持ちなのでは?と勘ぐっていたが、まさかカーナビまで!(笑)こんな方だから【家守綺譚】のような不思議で優しい物語を紡がれるのだなあ。

2014/10/02

KAZOO

梨木さんが中年向け女性雑誌に連載されたエッセイを1冊にまとめたものです。対象読者の関係もありますが、男性にも比較的すんなり読めてしまいます。日常の生活やニュースなどから感じたことをよくわかりやすく書かれていて私には流し読みするのがもったいなく感じられて、再度手元において時たま気が向いたときに読みたいと感じました。

2015/10/03

ヴェネツィア

雑誌『ミセス』に連載されていたエッセイをまとめたもの。植物に向けられた視線など、随所に梨木香歩らしさが見られるものの、例えば『渡りの足跡』ほどには、それが十分に発揮されているとは言い難い。編集部の方針が曖昧だったのではないかと思われる。

2012/04/08

みかん🍊

植物と鳥や動物が好きで丁寧な暮らしをされているんだなと感じる一方で関西と東京を行き来したり引越が多かったりアクティブな一面もあり素敵なエッセイでした、沢山の植物や鳥などの名前が出てくるので検索しながら楽しく読みました、烏との交流やナビに振り回されるというのが面白かった。

2021/04/09

Tui

自宅の梨木香歩棚に、長いこと積ん読させていた一冊(もったいなくて滅多に読めません)。さて久々に梨木さんをと手にしたら、あるページに付箋が貼ってあった。おやと開くと、記憶にあるエピソードではないか。3年ほど前に読んだのをすっかり失念していたようだ。己のそそっかしさを棚におき懐かしい再会を楽しむ。読書メーターを始めて嬉しかったことのひとつは、世の中に梨木香歩さんを好きな人がこんなに大勢いると知れたこと。周りに一人もいなかったんですよ。喩えれば、沢の水音のような文章。たくさんの人に味わってもらいたいと願う。

2016/05/19

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