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きりぎりすくん (ミセスこどもの本)

きりぎりすくん (ミセスこどもの本)

きりぎりすくん (ミセスこどもの本)

作家
アーノルド・ローベル
三木卓
出版社
文化出版局
発売日
1979-10-14
ISBN
9784579400904
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きりぎりすくん (ミセスこどもの本) / 感想・レビュー

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KAZOO

三木卓さんの訳によるキリギリスを主人公にした一日の様子を描いています。さまざまな昆虫などに出合ってその昆虫たちの言い分を聞いていくのですが、キリギリスは唯我独尊(いわゆるマイペース)的な感じがしました。自分のやりたいことをしていれば幸せだ的な感じです。抑えた色合いの絵がマッチしています。

2022/10/19

Willie the Wildcat

先日読友の方の感想を目にして、懐かしくなり押入れから引っ張り出した。道中に出会った様々な”個性”をくみ取った主人公の温かみのある対応。尊重・敬意・受容が滲む。やはり『ふなたび』がお気に入りかな。主人公の機転はもちろんだが、蚊の切り返しが粋。これぞ旅なり!本著の最後の一文を読むと、いつも高村光太郎の『道程』が頭に浮かぶ。今回も本棚から引っ張り出して”確かめる”。う~ん、様々な意味で思い出深い一冊だな、これ。

2021/12/25

らぱん

原題が"Grasshopper on the Road"でケルアックの「路上」を想った。シックな色調でそれなりにリアルだが可愛らしさもある画風で、読むのは4歳からとされている。ある日きりぎりすくんは「ぼくのみちをみつけ、そのみちをすすむ」ことを決める。旅のはじまり。彼の出会う相手は、けっこう癖の強い虫たちだ。全体主義の強要、得手勝手な要望、潔癖症、偏執狂、習慣への強い執着・・・それらが可愛らしく描かれている。彼の包容力と平常心が素晴らしく、柳に風のしなやかさで飄々と旅する姿に心を洗われる。面白かった。↓

2019/09/23

神城冥†

それぞれに違う幸せの形があるよ、と教えてくれる絵本。

2017/08/01

chiaki

きりぎりすくんの飄々とした生き方が素敵!自分は自分、誰にも流されず生きながらも、かと言って輪を乱さず…。いいなぁ、こんな人になりたいな〰️。あさが好きな虫たちのデモ隊(?)に、しれっと自分の考えを述べる『おはようぐみ』、頑なに水たまりの船渡しをする蚊とのやりとりが面白い『ふなたび』の2作が特に好きでした。"ぼく この みちを いくよ!"

2020/12/08

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