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がいこつさん

がいこつさん

がいこつさん

作家
五味太郎
出版社
文化出版局
発売日
1982-05-02
ISBN
9784579401567
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がいこつさん / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

五味太郎作(絵と文)。「がいこつさんがねています。目をあけたままねているのかというと それはちがいます。あれは穴です。目ではありません」ー冒頭の1文がこれ。なんともとぼけた味わいである。ここから先、この「がいこつさん」が街へとくりだすのだが、どのページにも「それもそうだな」のリフレインがリズムを作り出す。がいこつさんが主人公だけれど、絵もちっとも怖くない。やっぱり飄々、淡々と歩みを運ぶがいこつさんである。最後はちょっと教訓ぽくはなくはないけど、結びがまたいい。

2024/03/19

紫 綺

がいこつさんがロボットみたいで、かわいい。五味さんのタッチは癒される~。

2015/04/11

絵本。絵もストーリーもシュールな感じで良かった。がいこつさんが一人暮らししている設定も何か良い。がいこつさんが思い出せない忘れているものを探して町に出るけど、人間たちがやや冷ややかな対応なのがリアル。

2023/08/06

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

眠りにつこうとしていた〈がいこつさん〉。何か忘れている気がしてなりません。でも、大抵のことはもうがいこつさんには必要ないんです。髪の毛は残ってないから手入れをすることはないし、お腹がすくこともない。誰かと待ち合わせをしたのは遠い昔……。ユーモラスな語り口ですが、ちょっと切なくなってしまいます。忘れ物を探しに街に出てみたけれど、欲しいものもないし、困っていることもない。超越した存在って傍からみると寂しいものなんだな。最後に、大切なものを思い出して、良かった♪

2015/04/05

ネギっ子gen

【何か 忘れていることがある……】骸骨さんが目を覚ました。忘れたことを思い出そうと街中を歩き回り、最後にデパートのトイレで……。可愛い骸骨さんのお話。<がいこつさんが ねています。目をあけたまま ねているのかというと それはちがいます。あれは穴です。目ではありません。いずれにせよ がいこつさんは ねています。ただ ぐっすり ねているかというと そうでもありません。ときどき ねがえりをうつところをみると どうも よくねてはいないようです。ほら やっぱり よくはねていなかったようで>、骸骨さんは起き上がり……

2024/04/07

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