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ふたりはいっしょ (ミセスこどもの本)

ふたりはいっしょ (ミセスこどもの本)

ふたりはいっしょ (ミセスこどもの本)

作家
アーノルド・ローベル
三木卓
出版社
文化出版局
発売日
1972-11-10
ISBN
9784579402489
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ふたりはいっしょ (ミセスこどもの本) / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

アーノルド・ローベルの"Frog and Toad"シリーズの1冊。これもいつものスタイルで、登場するのは、ちょっとボケ役のがまがえるくんと、つっこみ役のかえるくん。やはりお話が中心で、絵は従属的な位置に置かれている。原文もそうなのだろうが、三木卓の訳でも「よていひょう」や「いしりょく」、「げいとう」など小さな子どもたちには聞きなれない言葉が用いられている。そう。背伸びは必要なのだ。絵は相変わらず飄々と。これが人気のシリーズである秘密は何なのだろう。

2024/07/09

masa@レビューお休み中

ふたりは、いつもいっしょだ。がまくんが、予定表を実行するときも、花の種をまいて、種に毎日声をかけるときも、かえるくんは、がまくんの傍に寄り添ってあげる。黙っているときもあれば、ちょっとした手助けをするときもある。それは、決して命令ではない。絶対的な指示でもない。あくまで、ともだちとしてアドバイスをするだけなんだ。だから、かえるくんの言葉はやさしいけれど心に響く言葉を放つのかもしれない。それは、大きな意味での愛情と呼べるのかもしれない。ともだちとしての愛のエネルギーを交換しているように見えてしまうんだ。

2013/09/17

そる

読んでいていつも思うけどがまくんって、ムダな努力をするっていうか。そんなことに力を注ぐのかい?バカなのかい、無知なのかい?とか思ってしまうんだけどね、でも憎めないっていうか、その方向の違う努力が愛おしいというか。「はやくめをだせ」にて3日くらいでほっとけば芽を出すのに、怖がりやなんだなと思って、夜見張ったり、歌ったり詩を読んだり⋯。でも分かっているけどそんながまくんがかえるくんも大好きなんでしょうね。「クッキー」も子供と爆笑しながら読みました。意志力ってなかなか出せないよねー。

アキ

1972年発行。Frog and Toad Together. 「よていひょう」「はやくめをだせ」「クッキー」「こわくないや」「がまくんのゆめ」の5編。今日1日の予定表を書き込んだら逆に予定表に縛られてしまう。種を植えたら、周りからどんなに働きかけても無駄で、出来ることはただ待つことしかない。クッキーを食べない意志力がないなら、クッキーを鳥にあげれば食べずにすむ。どんなに怖い目にあっても「怖くない」と口にすれば自分を勇敢だと思える。夢の中でなんでも出来ると、夢から覚めても続きのように感じてしまう。

2021/09/12

紫 綺

なかよしがえるの二人組が、日常繰り広げる愉快なお話。ひょうきんな表情のかえるくんとがまくんに癒される。

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