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とうさんおはなしして (ミセスこどもの本)

とうさんおはなしして (ミセスこどもの本)

とうさんおはなしして (ミセスこどもの本)

作家
アーノルド・ローベル
三木卓
出版社
文化出版局
発売日
1973-03-31
ISBN
9784579402496
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とうさんおはなしして (ミセスこどもの本) / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

アーノルド・ローベル 作。ローベルは『ふたりはともだち』のシリーズ等で人気のアメリカの絵本作家。今回は、お話が中心の絵本。7つのお話を収録。どれも短いが、なんとなくハートウォーミング。1972年の作品なのだが、古き良き頃を思わせる。絵は線画にピンクとブラウンの彩色だが、これもどのページも暖かい。昔のアメリカン・アニメを彷彿とさせるようなシーンも。

2024/10/26

のっち♬

ベッドに入った息子たちにとうさんねずみが聞かせる7つのお話。賽銭に痛がる井戸に枕を投げ込む「ねがいごとのいど」、ブカブカのズボンをガムでくっつける「ズボンつり」などメルヘンチックなシュールさが醸し出すユーモアを基調とする。次第に吹き飛ばすスケールが膨れ上がる「ねずみとかぜ」や、すっとぼけたノリの「おふろ」も突き抜けた話。ボロボロになった足を新品と取り換える「だいりょこう」は倒置法を頻用し文中に作画を挟む斬新な話法。社会学的な側面を持つ「のっぽくんちびくん」を中盤に配してより粒揃いな掌編集に仕上がった印象。

2024/02/06

masa@レビューお休み中

なんだろう、この奇妙な既視感は…。読み終わった後にどこかで同じものに触れた感覚が湧き起こるんです。懐かしいでもなく、忘れていたでもなく、なんとなく触れたという感覚。もしかしたら、幼いときにどこかで読み聞かされたのかもしれない。それとも、眠りにつくときに母親が読んでくれたのだろうか…。父さんねずみには7匹の子どもがいます。ねずみの男の子たちはベッドで横になりながら、お父さんにお話をしてとねだります。父さんはお話をするのですが、これがまた不可思議なお話なのです。読んだ瞬間に忘却の彼方へと消えてしまうような…。

2014/01/29

chiaki

とても優しい一冊でした。眠りにつこうとする7匹の我が子のために、1人1話ずつのおはなしをしてあげる父さんねずみ。どのおはなしも可愛らしくて面白くて。『のっぽくん ちびくん』のほっこりするラスト、『ねずみと かぜ』の意外な住人、『ズボンつり』の奥さんの台詞がよかったです♪

2019/12/22

花ママ

ねずみが出てくる絵本が好きです。ある冬の夜、ねずみのとうさんが、お話が終わってすぐ寝るなら、7匹の子どもたち1人に1話、一度に7つのお話をしてあげると言います。なんと太っ腹❗7つのお話は、どれもユニークで面白いのですが、中でも〈のっぽくんちびくん〉〈ねずみとかぜ〉〈だいりょこう〉が好きです。ねずみのとうさん最高です。

2019/12/16

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