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ふくろうくん (ミセスこどもの本)

ふくろうくん (ミセスこどもの本)

ふくろうくん (ミセスこどもの本)

作家
アーノルド・ローベル
三木卓
出版社
文化出版局
発売日
1976-11-20
ISBN
9784579402557
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ふくろうくん (ミセスこどもの本) / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

アーノルド・ローベル作。5つのお話から構成。いずれも登場するのは、ふくろうくんただ一人。物語の形式は、ふくろうくんと冬、あるいはふくろうくんとお月さまといった、対象を持つものか、あるいはふくろうくんの一人語りである。思えば孤独な絵本である。絵もまたそれにふさわしく、華やいだところはなく、やや暗い。内容、絵ともにある程度の年齢以上の子ども向きかと思われる。

2024/07/15

やすらぎ

奥深い森に棲む、ふくろうくんのほのぼの、ひやひや、ほかほかな物語。ひとりの時間が長いと色々と考えたくなるんだ。みんな同じだと思う。満月はずっとぼくを見ている。だから眠れないんだ。さようなら、そういって別れても、どこまでも着いてくるんだ。今日の哀しみを思い出している。椅子は壊れてしまったし、本も破けてしまった。ずっとひとりだし、時計も止まってしまった。なぜそんなに涙を流し続けているの。だって理由があるから。もし寂しさが募ったら玄関を開けよう。寒くなるけど少しは楽しい気持ちに戻れて、温め直すことができるから。

2023/08/12

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

臆病なくせに無防備で、独り暮らしなのにバタバタしているふくろうくん。森に棲むふくろうは『賢者』と讃えられることも多いけど、暖炉のそばでぬくぬくと暮らすうちに、鋭いはずの危機管理能力もま〜るくなっていくのだろうか。『おきゃくさま』『こんもりおやま』『なみだのおちゃ』『うえとした』『おつきさま』の5篇を収録。自分のなみだで淹れたお茶はちょっとしょっぱい味がする。でも、やかん一杯泣いた後、心に溜まった良くないものはきれいに流されてしまうのだろう。1976年11月初版。

2016/04/29

やも

落語だ、落語🤣!!ちょっとふくろうくん、あんま笑わせないで😂アナタね、ちょっと行動が奇想天外すぎるのよ。普通はね、喉乾いたら、水を薬缶で沸かしてお茶いれますので✋😳かなしいことを思い出して止まらなくなった涙を薬缶に貯めようって思いつきませんから✋😳💦そんで「ちょっと しょっぱい あじだよ」って…😂あぁふくろうくん。1人遊びが上手なふくろうくん。アナタはなんて愉快で可愛いらしいんでしょう🦉💞★5

2022/10/08

アキ

読友さんおすすめ本。原題:OWL AT HOME。ちょっととぼけたふくろうくんがいい味出してます。・おきゃくさま「ふゆくん!でていっておくれ!」・こんもりおやま「おやあ、こんもりくんがうごいているよ!」・なみだのおちゃ「ちょっとしょっぱいあじだよ」・うえとした「ぼくがうえにいるときはぼくはしたにいないんだ。ぼくがしたにいるときには、ぼくはうえにいないんだよ」・おつきさま「ああおつきさま、きみはずっとぼくんちまでついてきてくれたんだ。なんていいともだちなんだきみは!」1975年出版アーノルドローベルの絵本。

2022/03/24

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