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せむしの小馬

せむしの小馬

せむしの小馬

作家
エルショーフ
舟崎克彦
宇野亜喜良
出版社
文化出版局
発売日
1991-05-01
ISBN
9784579403073
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せむしの小馬 / 感想・レビュー

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なる

子馬ではなく小馬。少年イワンが捕まえた金色の馬から生まれたせむしの小馬(ポニー)と一緒に人生を開いて行くというエルショーフのロシア童話。兄達は口先だけ、王様は身勝手、侍従は嫉妬深い、というスタンダードな難題の中でイワンが最終的に美しいお姫様と結婚する、というある意味よくある話。大好きな画家である宇野亜喜良が絵を描いているということで読んだのだけれどびっくり。あの耽美の巨星がこんなに優しい絵を描いているとは。ところでイワン、ばかという設定らしい。ロシアではイワン=ばか、というのが流行っていたのかな?

2022/04/13

ヒラP@ehon.gohon

読み返してみると面白い物語ですが、展開のいそがしさに面白味が逃げてしまった感があります。 本当はもっと長いお話なのですよね。 イワンは愚か者の三男という設定ですが、せむしの小馬に助けられてはいるけれど、勇気と心のある男の子。 結末も納得です。 王様の難題を解決していく件は、もう少し深みがあると良かったですね。 結果として、ちょっと理屈っぽい味わいになってしまっているように思います。

2016/12/23

あおさわ

おばかのイワンが、友人となったせむしの小馬と大冒険する詩物語。調子のいい日本語にされてて面白かったです。年甲斐もなく15の姫を誘拐させて惚れて結婚して「わたしはうつくしいけど、あなたはどうなの」ときっぱり言われる王様に笑ってしまいました。ロシアにはばかが宝を得るということわざがあるそうですが、「怖いのを気にしない、ばかだから。」という感じですね。あと魚たちの地位が面白かった。クジラは王様、なまずが参事官、キンメダイは不良ww新鮮でした!

2012/02/11

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