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つきよはうれしい (えほんのもり)

つきよはうれしい (えほんのもり)

つきよはうれしい (えほんのもり)

作家
あまんきみこ
こみね ゆら
出版社
文研出版
発売日
2011-09-01
ISBN
9784580821385
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つきよはうれしい (えほんのもり) / 感想・レビュー

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Hideto-S@仮想書店 月舟書房

フジの花が咲く頃、通学途中で女の子は事故にあって入院しました。足は治ったはずなのに、歩くのが怖い。毎日お見舞いに来てくれる友だちのようくんは言いました。「そうだ、今日からつきよなんだ」。え? それなんのこと? その夜、病室の窓から歌声が聞こえます。「つきよはうれしい うみのそこ ほーいほい」。月が青く光っています。カーテンをそうっとあけると……ひゃあああ!! 『ふゆねこ』『月の貝』で絵を描いたこみねゆらさんの淡くて繊細な絵が、傷ついた女の子の心を表現しているよう。2011年9月初版。

2015/09/06

chiaki

寝る前の読み聞かせ。交通事故にあったあこちゃんの元に、水族館の魚のスケッチを持って何度もお見舞いに来てくれるようくん。そんなようくんが思い出したかのような「そうだ、きょうから、つきよなんだ」というつぶやきとともに、夜の空を泳ぐあこちゃんとようくんと魚たち…。とても幻想的!不思議すぎて、長女と寝るまでようくんは何者かについて語り合いました。あこちゃんとようくんは同じ夢を見ていたのかもしれないとか、ようくんは魚なのかもしれないとか…謎めいたようくんの存在を長女は結局「こわい!」と言って、この話終わりました。笑

2021/03/10

Maiラピ

あこちゃんは怪我をして入院をします。ようくんは毎日、魚の絵を描いてお見舞いにきてくれます。退院しても学校にいく勇気が出ないあこちゃんに、ようくんは毎日魚の絵を届けてくれます。こういうことってあるんでしょうね。優しいようくんがいてよかったね♪「幼いころから月夜に歩くと海の底を歩いていると感じられてならなかった」という作者の思いが込められています。

2011/10/08

Lesen

学校の帰り道、バイクと事故にあいました。皆お見舞いに来てくれた。ようくんは毎日来てくれた。退院したけれど、あの道は歩けない。彼女が癒えるまで見守って支えてくれる人が居て良かった。あの道も楽しい、嬉しいという方に変わったから徐々に向き合える様になったんだね。そうして、月夜はどんな幻想的な事が起こっても不思議じゃないのかもしれない。「つきよはうれしい うみのそこ ほーいほい」の所は子供と一緒に読みました。 今学校でこの著者のを習っているから、「名前を見てちょうだいの人だ」と著者に良い反応をしていました。

2015/10/15

ヒラP@ehon.gohon

幻想的で、なぜか甘酸っぱい作品です。 大好きなようくんと下校して帰る途中で交通事故にあった女の子。 病院に通い続けるようくんと、夜の風景の中に現れるようくんと、現実と幻想がまじりあって、女の子の想いにとても心くすぐられます。 水族館の魚たちと一緒に、ようくんと夢の世界を浮遊する女の子。 これからの二人もきっと夢を続けるのでしょうね。

2016/08/29

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