ポケット日本の名詩: 青春のアンソロジ-
ポケット日本の名詩: 青春のアンソロジ- / 感想・レビュー
新地学@児童書病発動中
数ある日本の詩のアンソロジーでは、これが一番お勧め。島崎藤村や萩原朔太郎、中原中也といった代表的な詩人の作品も収録されているが、あまり知られていないマイナーポエットたちの詩が、多く収録されているのが素晴らしい。磯村英樹、寺門仁、清水正吾など詩集を入手するのが難しい詩人たちの詩が、わずかでも読めることが本当に有難い。冒頭に載っているのは島崎藤村。藤村の撒いた近代詩の種が百花繚乱に咲き誇って、現在に至っていることを知ると、日本人として誇らしい気持ちになる。
2017/08/26
踊る猫
薄く、しかし広く。膨大な数の詩人の詩が収められているこのアンソロジーは、詩について無知/不勉強である私にとって非常に興味深い一冊だった。贅沢を言えばひとりひとりの詩人に対する解説を求めたいところはあるが、しかしそれは大した問題ではない。手っ取り早く日本の詩を知るためには、どのアンソロジーにも増してこの一冊を推したい。私自身、読みたい詩人の作品が増えてしまった。島崎藤村から始まり戦後を経て現代詩に至るまで。この一冊がそんな肥沃な詩の世界を探索させる良きガイドブックになることは間違いない。絶版なのは実に残念だ
2017/09/02
六月の真昼
これはいい!!
2013/02/05
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