人名字解
人名字解 / 感想・レビュー
roughfractus02
2004年9月の法務省令による「人名漢字別表」に基づいた983字が収録されており、常用漢字の旧字体から人名用漢字になったものは『常用字解』の参照が必要である。名付けの参考になるよりは、過去の時代が名付けにどんな漢字を選んできたかという歴史が意識できる構成のようだ。本書における名付けとは、過去を引き継ぐ行為である。興味深いのは、名付けられた子供の名が担うだろう未来も意識させる点だ。膨大な漢字データの中で名付けに選ばれる範囲は、時代によってその編成も変わる。この変化が漢字の国字化の歴史と重なる点も理解できる。
2021/01/11
矛
高名な漢文学者の白川静氏の本ということで、非常に多彩な漢字の成り立ちや語源が載っており読むだけでも楽しい。 好きなキャラクターの名前に使われている漢字を調べてみるのも面白いかもしれない。
2017/04/29
marimo
名づけの参考用に。人名漢字だけが候補ではないので、常用字解も読まなきゃいけないことに気がついた・・・
2011/02/27
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