字統
字統 / 感想・レビュー
roughfractus02
甲骨文・金文が基点の本書は、意符(図・画)を甲骨文・金文の転写図で概説し、部首別を退け五十音順に声符に配して(例:冨・幅・副)、そのイメージのバージョンとして示す構造を採用した。声符中心の従来学説と異なり、「口」は身体部位の口でなく、祭祀の器(「口」字の上の左右二端がツノ状に突出した字)であるという「サイ」仮説に代表される、神話的解釈が縦横に展開される。『説文解字』の定説や部首別に分類不能な膨大なデータを発掘した19世紀以降の考古学が、正統性を争う学の閉鎖性を可謬主義的進展に開いた背景を重ねて読むといい。
2021/01/07
ぬのさと@灯れ松明の火
パラパラとページをめくっては、目についた漢字について読んでいます。たーのしー!
2017/09/28
りな
もちろん読み切ってなどいませんが。漢字の勉強が捗ります。開くのが楽しい。
2014/06/27
テキィ
一冊家に欲しいなぁ。確かに三千年前の声が聞こえる気がする。
2009/06/21
HITO
読んだ、というか使ってる一冊。字訓も字通もほしくなるな。気になることを、すぐひきたい。
2013/04/22
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