美術の解剖学講義
美術の解剖学講義 / 感想・レビュー
伊勢田和良
森村泰昌「美術の解剖学講義」を読みました。 芸術家Mこと森村泰昌さんの「美術」についての講義です。 人生論、写真論、大発見論、真偽論、セルフポートレイト論、女優論からなっています。 いずれも面白く、かつ考えさせられる内容でした。 快速の語り口で、快笑の読後感です。 森村さんは、マンガ家東海林さだおさんと同じく、本職もさることながら、大変な文章家で、ユニークな切り口、テーマ、文体で、ムツカシイ芸術を語って痛快です。 多くの本を書かれていますが、出版社としてもペイできる売れ行きが続いているのでしょう。 代表作
2015/08/26
ふくろう
森村泰昌の作品はよく知っていたけど、彼が何を考えてああいう作品を作っているのかはよく知らなかった。この本では彼が美術をどのように考え、また作品をどういう考えで作っているかが語られている。全体としては、なるほどなぁ、と思うところも多かったしおもしろかった。ところどころわからないところもあったけど、自分がわからないのは論理で理解しようとしているからで、美術の思考というのは論理ではなく連想なのかもしれないと思った。
2020/10/08
astrokt2
未レビュー
2009/05/30
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