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たのしい写真: よい子のための写真教室

たのしい写真: よい子のための写真教室

たのしい写真: よい子のための写真教室

作家
ホンマタカシ
出版社
平凡社
発売日
2009-05-01
ISBN
9784582231175
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たのしい写真: よい子のための写真教室 / 感想・レビュー

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ayumii

写真は「真を写す」だけじゃない。と言われてみれば、それをどのように撮るか、どのように鑑賞するかのヒントが見えてくる気がする。現実みたいに見えるからこそ、何を考えて撮るか、どんな情報を前提に鑑賞されるかによって、いろんな可能性がありそう。スパイカメラという別名をもつミノックス…今見るとすごくかわいい。

2024/01/19

さすらいのアリクイ

写真家のホンマタカシさんが写真の撮り方、歴史、写真家について、写真家が撮った写真を題材として使い技法や狙いなどを解説する写真についての本。内容が膨大な上に写真の技法について語っていたかと思ったら次の章は写真を実際に撮ってみることを語り出し…などと自由な感じに話が展開するので読んでいて振り回されている感が強いですが、「ポストカードのような写真を撮るのではなく、ポストカードのようになった風景を写真にする」など、時折これは! という解説、言葉に出くわすのが楽しい。情報豊富で緩めな写真の学術書、という感じの本。

2017/11/08

galoisbaobab

ちょっと写真撮ることに行き詰まってる感じなので読みました。イマココが素晴らしい被写体なのに知らず知らず決定的瞬間を求めちゃってるんだよね。ワークショップ篇の耳コピならぬ目コピはいいね。やってみよう! アフォーダンスが重要なキーワードだと思うんだけどいまひとつしっくりくる説明が書いてないので「生態心理学」とか読んでみますか。

2017/05/10

ほじゅどー

★★photographのことを日本語では、真実を写す=写真と訳すが、外人は不思議に思う。何故ならphotographには真実という意味はなく、photo=光、graph=画、なので「光画」と訳すのが妥当だからだ。写真は現実を捉えたものであるのと同時に、誰かに意図的に選び撮られたもの。現実であるとともに加工可能であるという二重性が写真の特徴。どうとでもなり得るという多重性こそが写真の本質。「本物にたどり着かない芸術」こそが写真の一番面白いところ。photographは「写真」じゃない。

2016/06/18

tom

写真は見るのも撮るのも面白いと思ってきた。でも、どうして面白いと感じるのか不思議に思っていた。この本を読んで考えたのは、写真というのは、その場所に居て、見て、撮ったモノなのだけど、そのモノは、そこに居ても見えないモノなんだろうということ。見えないモノが写真の中に現れる。これが面白いのだ。ホンマタカシさんが、この本でこんなことを考えていたのかどうかは分からないけれど、私は、そう思ったのよね。これだけでも、とても新鮮な「洞察」でありました。写真を撮ることの楽しさが増えたような気がします。良書です。

2014/10/05

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